5年生宿泊学習㉛

 帰校式

 校長先生に帰校のあいさつをしました。
 校長先生から、「たくましくなって帰って来ましたね。自然の家で学んだことを生かして、学校生活を送れるようなるといいですね。今日は、とても疲れていると思うので、しっかり休養をとってください。」と、お話をしていただきました。

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 今回の宿泊学習を振り返ると、子どもたちが、友だちと協力し合うことの大切さを学んだと感じる場面が何度も見られました。保護者の皆様にとっても、帰宅した子どもたちの様子を見て、その成長を十分感じることができると思います。子どもたちは、心身をフルに使い、とてもつかれていることと思うので、十分休養してほしいと思います。


 最後に
 心温まるエピソードを紹介します。宿泊学習初日の遊歩道散策の時のことです。アクシデントがあって、メガネの鼻にかかる部分を落としてしまった子どもがいました。遊歩道を戻りながら探したのですが、とうとう見つかりませんでした。その探している時に、すれ違った方が、「どうしましたか?」と尋ねてくださったので、メガネの部品を探していることを伝えました。「それはお困りですね。」と言って、その子のことを慰めてくださいました。
 その後、みんなのところまで戻ってしばらくすると、ある女性が、「先程、メガネの部品を探していましたよね。二人連れの方が、これではないかといって渡してくれたので、届けに来ました。」と、探していた部品を持ってきてくださいました。お名前を伺っても、「いえいえ。大したことではありませんので、いいんですよ。拾ってくださった方も、お名前をおっしゃいませんでしたので、私も帰ります。」と、おっしゃって、見つかって喜んでいた子どもの笑顔を見て満足そうに笑顔で立ち去りました。
 その部品が、見つかったことでさえ奇跡のように感じたばかりでなく、温かい心のリレーのバトンを渡されたように感じました。国立公園に指定された遊歩道での本当の八戸の宝もの-愛-を感じました。私たちは、この宝ものを大切に受け継いでいこうと強く感じました。まことにありがとうございました。
2013/06/07 15:20 | この記事のURL宿泊学習 5年生