2014年6月の記事
南極の氷を活用した授業・・・太古の氷から環境問題のきっかけを!
解氷船「しらせ」が4月に南極から持ち帰った氷を教材として防衛省自衛隊青森地方協力本部長よりいただきました。3年生~6年生23名、理科や総合との関連した授業でした。授業は、本部長さんが南極の様子や観測のお話を、南極の氷・コンビニの氷・学校の冷蔵庫の氷の観察を比べる活動は校長先生が担当しました。コンビニの氷を南極の氷と考えた子が半数いました。解け方、色、味、におい、音(ぷちぷち、パキパキ)などの観点を決めて観察し、答えを決めていました。
正解発表の後、本部長さんから、「南極の氷は、2万年前に降った雪が圧雪されて氷になったもの。その時に、空気のつぶがとじこめられた。」という説明を聞いて、あらためて音を聞き直したり、空気を吸い込んだりしてる姿がありました。
その氷が解けだしていること、海面上昇で沈むのではないかと心配されている国もあることを知りました。今日の勉強をきっかけとして温暖化や地球環境の問題を調べていく学習へつなげてほしいと思います。夏休みの自由研究でも良いですね。
授業の様子は、今日の夕方、6:15青森テレビの「ニュースワイド」をご覧ください。新聞のテレビ欄にも「南極の氷で授業」と掲載されています。
関係機関との連携・・・日本語指導
1年と6年児童の日本語指導を専門的に行ってくれる先生が、八戸市教育委員会から派遣されています。みちのく国際日本語教育センターの方々に、毎日1,2時間ずつ日本語の指導を行ってもらっています。ひらがなをかけなかった児童が、覚えてきました。覚えると楽しい!と話していました。
社会教育課からも派遣いただいています。学校が果たす役割は、対象児童の願いや保護者の考えを把握し、その実現に向け、連絡・調整、つまりコーディネートすることです。小規模校・複式校で、この体制ができたことを大変うれしく思います。職員の理解と関係機関の支援に感謝します。
複式・小規模校のメリットを生かす・・・その2
複式・小規模校のメリットを生かす・・・その1
30名でも300名でも目指す子供像は同じです。学校へ登校するのが楽しいと思い、気づき・考え・行動する力を身につけた子供たちです。複式・小規模校ですので、問題解決学習における練り上げや話し合いの広がり、発想の多様性に課題はあります。また、教師の直接指導の時間的制約もあります。デメリットは工夫し、改善を図っていきますが、もっとメリットに焦点を当てていきたいと考えています。
その一つが、上の学年が下の学年への個別指導です。お兄さん、お姉さんは、分かりやすく丁寧に、根気強く教えないと、下の学年は理解できません。下の学年も甘えてばかりではいけません。どこが分からないのか、どこまでならわかるのかをしっかり伝えなければなりません。
教えたほうは、理解が深まります。しっかりと定着します。覚えたことの振り返りになるのです。これがメリットの一つです。

今日は、中休みの時間(のびる子タイム)を使って全校保健指導を行いました。長時間テレビを見たり、ゲームをしたりすると目や脳、体にどんな悪影響があるのかを勉強しました。
ブラジルのサッカーワールドカップ、日本の初戦残念でした。サッカーボールの展開図(画用紙に印刷)を校内に掲示しました。切り取って組み立ててみましょう。サッカーボールになるかな?内側にセロテープで貼っていくのが面倒です。作って日本を応援しましょう!
種差駐在所の永井さん、4年生の社会科の授業にも登場。今日は大変忙しい日でした。地域のおまわりさんとしてとても親しみやすく子供たちに人気があります。
防犯教室のあと、リトルJUMPチーム委嘱状交付式を行いました。永井さんから、5,6年生一人一人に委嘱状が手渡されました。
3時間目に不審者対応訓練を行いました。登下校時、遊んでいる時など声をかけられた場合の対応について勉強しました。「いかのおすし」の注意のあと、声掛けの模擬練習をしました。永井さんが不審者役になり、数名の児童に、どう対応すればよいのかをわかりやすく教えていただきました。最後には、掴まれたときに、相手の手を振り払う技も学びました。
1年生と6年生に、アメリカから八戸に帰ってきた児童が学習しています。その子たちの日本語の能力に応じた指導を専門外部団体及び社会教育課のボランティアの方々にお願いしています。