見取り

日本タンポポから学ぶ・・・焦らずじっくりと

 日本タンポポの綿毛、なかなか種になって飛んでいきません。西洋タンポポは、花が枯れると数日で綿毛になり種が飛んでいきます。草刈りされた西洋タンポポでもすぐ綿毛になります。すごい生命力です。繁殖力です。パワーです。
 日本タンポポが弱いというより、じっくり熟してから種ができるのです。皆、西洋~とはいきません。子どもも同じです。西洋~のようにすぐ綿毛になるものもあれば、日本タンポポのおしべ、めしべの受粉がしっかりおこなわれ、時間が経過しなければ綿毛にならない、種ができないものも。日本タンポポの花のつくりが、ていねいで、しっかりしているのです。そのつくりや仕組みを知らないと、よい対応ができません。花、一つひとつをしっかり見取ることが大事です。大きな行事の後は、しっかり見取る時期です。


2015/05/21 08:00 | この記事のURL見取り

日記からの見取り・・・その思いを大事にした次の授業へ

 22日のホッキガイの学習の感想を全学年でかいていました。「貝柱のひみつを知りました。もっとヒミツがあるのかな」「ホッキガイから出ていた長いものの正体は何だろう?調べたい!」「ホッキガイをとっていたおじさんが、長いものは、ベロだよ、と言ったけど本当かな?」
 このような知りたいという願いが分かったとすれば、次に何をしなければならないのでしょう。書かせて、掲示してOKなのでしょうか。わかったことだけを書くのではありません。次につながるもの、次の追究、発展していくものを見つけるための振り返りでもあるのです。 
 書いた文章から、子どもの思い、次にやりたいと思っていることにつなげていくことが、本当の「見取り」です。


2015/04/28 15:40 | この記事のURL見取り
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