屋根のある学校と屋根のない学校・・・学力と意欲、自己肯定感

 屋根のある学校とは、校舎内で教科等の勉強や学校生活をおくる学校です。複式の授業を通して、学力向上に努めています。ここでの大事な発問は、「どうしてそう思ったの?」「なぜ、そう考えたの?」と考えさせたり、説明させることです。
 屋根のない学校とは、種差地域全体をさしています。種苗センターでのウニの生態学習、漁業生産部会の出前授業(ウニの殻むきやホッキ貝の勉強等)等です。地域の関係団体の方々が先生役をしてくださいます。ここでの大事な発問は、「あなたたちが、屋根のある学校で得た力を使って、何をしてみたい?」「その力で何ができる?」と、地域や社会とどう関わるのかを問うことだと考えています。
 『お菓子を作って売ってみたい』『中国や韓国の言葉で売ってみたい』『イワシ見張り岩にのぼって大群を見てみたい』
 先日、『イワシ見張り岩物語』を披露しました。その時、児童3名が寸劇で参加してくれました。その子たちを見ていて、意欲や自己有用感、肯定感が高まってきているのではないかと思い、うれしくなりました。学力をつけるとともに、意欲や自己肯定感も高めることが求めれれています。
 ますます屋根のある学校と屋根のない学校の運営が重要になってきています。



2016/07/27 09:40 | この記事のURL地域との連携