関連づける力と追究する姿勢を・・・インド式かけ算から
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その交点に丸をつけ、その丸の数が、答えになるのです。
12×32の場合百の位は、丸が3つ、十の位は丸8つ、一の位は4つになります。答えは、「384」です。
好きな数でも答えを出すことができます。計算はしていません。ただ、繰り上がりがあるので、その数をうまく上の位へ移せばOK。「先生、これ、計算しなくて丸の数で答えが出るので、今日からぼく、ひっ算やめます。インド人になります。」などと言う子も現れます。3桁も試す子もいました。ここまでくると、「ひっ算の部分積を足した分が、交点の丸の数」ということに気づいてきます。インド人になる前に、日本式のひっ算の仕組みと関連付けて考える子になってほしいのです。3ケタも成り立つのか追究していく姿勢をもった子になってほしいのです。
複式校・小規模校は、一人一人をもっと鍛えなくてはいけません。そういう意味で、時々トピック的な扱いをする授業も大切だと思っています。