青森県八戸市立種差小学校
自ら学ぶ たくましい子

世界でも珍しい生物多様性・・・私たちの種差

 今日の5,6時間目に5・6年生が、2回目のジオパーク学習会を行いました。
 久慈市ジオパーク研究員の佐々木先生、八戸市文化財審議員の高橋先生をお招きしての授業でした。
 佐々木先生には、ジオパークの概要と様々な石を見せてもらいながらのお話をいただきました。高橋先生はは、身近な岩について教えてもらいました。芝生地から見える岩は、角礫凝灰岩(かくれきぎょうかいがん)であること(校門前の石も角礫凝灰岩)を知りました。白岩もコウモリ穴の岩も角礫凝灰岩。やわらかい部分が穴になる、白岩の場合は穴にウミウの巣ができている、なども初めて知りました。黄色い岩は、砂岩(種差の場合、アルコーズ砂岩という)、イタコマイマイ岩は安山岩。
 子どもたちは、岩の勉強もしましたが、650種の海浜植物・高山植物が狭い範囲で見ることができるのは、世界中でも種差しかない、ということを知り、驚くとともに、種差を誇りに思ったことでしょう。生態系・種・遺伝子の3つの多様性が簡単に観察できる種差の自然の素晴らしさを改めて実感した学習会でした。
 今後も種差のよさ、素晴らしさを勉強する「種差科」の授業を進めていきます。


2015/10/20 16:20 | この記事のURL自然・環境