あたりまえ

 全校朝会で校長先生が井村和清さんの詩「あたりまえ」を紹介しました。次の様な詩の内容でした。

 こんなすばらしいことを みんなはなぜよろこばないのでしょう
 
 あたりまえであることを
 お父さんがいる
 お母さんがいる
 手が二本あって
 足が二本ある
 行きたいところへ
 自分で歩いてゆける

 手をのばせば
 なんでもとれる
 音がきこえて声がでる
 こんなしあわせはあるでしょうか
 しかし、だれもがそれを
 よろこばない
 あたりまえだと 
 わらっています

 食事が食べられる
 夜になると
 ちゃんと眠れて
 そしてまた 朝がくる
 空気を
 むねいっぱいすえる
 笑える 泣ける、叫ぶこともできる
 走りまわれる
 こんな
 あたりまえのこと

 こんなすばらしいことを
 みんなは
 けっしてよろこばない
 そのありがたさを知っているのは
 それを
 なくした人たちだけなのでしょう

 あたりまえ

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 日常生活の中では楽しいことだけではなく、おもしろくないことや思い通りにならないこともたくさんありますが、その「あたりまえ」を一歩下がってみてみると、実はこの詩に書かれているように、それはすばらしいことであり、そのことにもっと感謝しながら生きていくことが大切なのではないでしょうか。このことについて、ご家庭でも話題にしていただけたらうれしいです。

2012/07/12 10:30 | この記事のURL朝会関係