全校朝会

 冬期間は寒いため、全校朝会は体育館では行わずに放送室の映像を各教室のテレビで見て行いました。今回は校長先生が新井白石について紹介しながら、毎日少しずつの積み重ねがやがては大きな力になっていくという話をして下さいました。


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〈校長先生のお話の概要〉
「江戸時代、新井白石という偉い学者がいました。徳川幕府の政策などを考えた人でもあります。この白石は子どもの頃には大変な暴れ者で、朝から晩まで遊びに夢中で、ほとんど勉強をしなかったそうです。そこである日のこと、父親が白石を自分の前に座らせて次の様な話をして諭したそうです。
『白石や、米を入れている米びつから一粒の米を取っても、お米が減ったかどうか分からない。けれども、一年か二年続けて毎日毎日一粒ずつ取っていったなら、後で減った分が分かるものだ。反対に、米びつに一粒の米を加えてもお米が増えたかどうかは分からないが、一年二年と毎日一粒ずつ米を加えていけば、後で増えていることが分かるものだろう。』
 勉強も同じですね。1日だけ勉強をしたり練習したりしても、すぐにできるようになったり上手になったりするわけではない。けれども毎日毎日少しずつ努力を続けていると、1年後や2年後にはできるようになったり上手になる。白石はその後、努力するようになりました。わずかな努力でも毎日続けると皆さんの大きな力となり財産になります。継続は力なりです。皆さんも毎日何かをがんばりましょう。」

2012/12/12 14:50 | この記事のURL朝会関係