小中野小学校ブログ

【全校集会】ペンギンのお父さん・お母さんすごい!

12月7日(水)と14日(水)の2回にわたって,
全校集会の講話で「皇帝ペンギン」のことを取り上げ
子どもたちにプレゼンをしました。





ペンギンの子育ては,「世界一過酷」といわれるそう
です。
冬が訪れると,ペンギンの群れは海の近くから内陸の
奥まで歩いて(あのちょこちょこ歩きで!)移動します。
卵を産んで,子育てをするためにです。



メスが産んだ卵を,オスは足の上で大事に受け取り,
(地面に着くと,わずか20秒で凍死してしまう!)
その後,4ヶ月間も絶食したまま温め続けます。
この事実を知らせると,子どもたちは「すごいなあ」
という表情でスクリーンを見つめていました。
一回目のまとめは「ペンギンのお父さんはすごい!」
です。
では,メスはその間,いったい何をしているのでしょ
うか……?

全校集会の2回目は,その続きです。



「結論からいうと,“ペンギンのお母さんも,お父さん
に負けないくらいすごい!”です。
産んだ卵をオスに預けた後,お母さんはもう一度長い
距離を歩いて,海に向かいます。魚を食べて,産卵で
消耗した体力を回復するためと,生まれてくる子ども
のエサをとるためにです。
ペンギンの胃袋は,魚をためることができるように,
大きくふくらみます」



「魚をとったお母さんペンギンは,お父さんと子ども
が待つ場所まで,再び歩いて帰っていきます。
大自然が相手ですので,全部のメスが必ず生きて帰れ
るとは限りません。敵に襲われるかもしれないからで
す。それは待っているオスや子どもたちも同様です。
寒さに耐えきれなくなるかもしれないし,メスが帰れ
ないと,お父さんも子どもも……だから無事に親子が
再会できることは,“奇跡”であるともいわれます」

お話を聞きながら,驚いたり,感心したりしている
ようすの子どもたちがたくさんいました。



「ペンギンの親子の絆はとてもすごいけれど,みなさん
のお父さん,お母さんもそれに負けないくらいの愛情を
あなた方に注いでくれているはずですよ」…お話の最後
はそう締めくくりました。

ストーブをたいて,ジャンパーを着込んでも,すわって
お話を聞くには少し寒い状況ではありますが,子どもたち
が熱心に耳を傾けている姿を見ると,心がほっと温かくな
ってきます。頼もしい子どもたちです。








2022/12/20 10:00 | この記事のURL学校のようす