小中野小学校ブログ

南極の氷を使った授業・・・環境問題の導入として

 第58次南極観測隊が、砕氷船「しらせ」に積んできた南極の氷を、防衛省自衛隊青森地方協力本部より、環境学習にといただきました。
 今日は、南極の気象や自然、南極観測の仕事等についてスライドを使って学習した後、南極の氷・コンビニの氷・学校の冷蔵庫で作った氷、3種類から南極の氷を観察して当てるというクイズを出しました。6年の子どもたち56名は、氷の表面の状態、中の様子、溶け方等を調べていました。
 プチプチという音がする、氷の中につぶつぶ(空気)が入っている、塩味がしない(南極の氷は海水が凍ったと考えたらしい)・・・。わいわい言いながら各自ワークシートに観察結果を記入していました。答えを発表すると、外れた班からはえー!という声。
 その後、南極の氷が、3~4万年前に南極大陸に降った雪が、氷になったことを知らせました。プチプチする音は、その当時の空気がはじける音。それを聞いた子どもたちは、急に理科室の空気を吸い出します。数万年前の空気ですからね。
 授業の後半は、温暖化により南極などの氷が溶けだしている海面上昇の問題に触れました。ツバルという国の問題を扱いました。
 授業の最後には、6年児童3名からは、貴重な氷を使った勉強ができたこと、地球温暖化と海面上昇について調べていくこと等の感想発表がされました。
 詳細は、本日午後6:15~のATV「わっち」内のニュースをご覧ください。


2017/05/30 11:50 | この記事のURL学習の様子