授業
1年生も1ヶ月がんばりました!
難しいけど、面白い!・・・活用する力をはぐくむ授業
本校でも同じ状況にありますが、「身に付けた知識・技能を実生活や学習等で活用することが十分にできていない」という現状にあることから、県では算数・数学を活用する力をはぐくむ問題例を作成しました。
4年生「式と計算の順序」の学習において、計算のきまりの学習後に問題例を取り入れてみました。本時では、昨日までの学習内容や3年生での計算のきまりの学習をもとに、四則に関して成り立つ性質(計算のきまり)を活用して、計算を考えます。提示された式(3名分の)の意味を考え、具体に即して式の意味を説明することができる、というねらいで授業しました。
子供たちは、とても苦労していました。3つの考えを自分で考えつかなくてもよいのです。「18×25」の計算をしなくても「510」を求めることができる「18×26-18」「18×(12+13)」「18×100÷4」の3つの式の意味が分かればよいのです。一人で3つ分からなくても、誰かの説明を聞いたり、質問したりする活動を通して、徐々に分かってきます。どこにどのように前の勉強を使ったのか、なぜ18をひくのか、12と13に分けた訳は、100は何でなぜ÷4をするのかについて、少しずつ見つけていきます。このようなやりとりが大事です。
「難しかったけど、楽しかった!」という感想を子供たちからもらいました。
4年生「式と計算の順序」の学習において、計算のきまりの学習後に問題例を取り入れてみました。本時では、昨日までの学習内容や3年生での計算のきまりの学習をもとに、四則に関して成り立つ性質(計算のきまり)を活用して、計算を考えます。提示された式(3名分の)の意味を考え、具体に即して式の意味を説明することができる、というねらいで授業しました。
子供たちは、とても苦労していました。3つの考えを自分で考えつかなくてもよいのです。「18×25」の計算をしなくても「510」を求めることができる「18×26-18」「18×(12+13)」「18×100÷4」の3つの式の意味が分かればよいのです。一人で3つ分からなくても、誰かの説明を聞いたり、質問したりする活動を通して、徐々に分かってきます。どこにどのように前の勉強を使ったのか、なぜ18をひくのか、12と13に分けた訳は、100は何でなぜ÷4をするのかについて、少しずつ見つけていきます。このようなやりとりが大事です。
「難しかったけど、楽しかった!」という感想を子供たちからもらいました。
サプリ学習・・・その子に応じたサプリメントを!
本校では、3年生以上の学年で、保護者と本人が希望すれば放課後の個別学習を行っています。通称サプリと言います。膝に効く○○サン、○サ○ン等と同じで、サプリメントを体内に取り込んだら改善できる、サプリ学習を通して理解を深めるために行っています。午前中の一斉指導は、伝え合う力を高めますが、放課後は個別の指導となります。
さて、3年生の子が、次のようなプリントを持ってきました。
新学習指導要領では、「活用力」が求められており、①授業内での活用、②実生活での活用ができるように、と授業が進めれれています。問題をみると、はじめの問題が文章で書かれています。次に、数名の子供の吹き出しがあり、いくつかの考え方やアイディア・方法が書かれています。そのような提示があり、数問の問いに答えるパターンです。とてもくどいですね。しかし、今、このような問題にもこつこつ取り組んでいく力や態度が求められているのです。(一斉授業では、「○○君が~と考えたよ。彼の頭の中を解剖してみようよ!」となどと興味を引くように配慮しますが)
ここで配慮しなければならないことは、「正しいのに○、間違いに×を~」の問題で、単に正解不正解で終わってはいけないということです。ある子が、×と書いて不正解だから、○に変えようっと!と言いました。そこで、「どうして○と判断したの?」「なぜ、×と考えたの?」と質問しました。問うことが必要です。サプリ学習では、個別に一つ一つ問うことができます。(最終的には、余白に~だから○とか、~とか×と書く子を目指したい。)一対一で聞いてあげ、理解を深めていく地道な学習がサプリ学習です。
学力状況調査等でよい結果が表れています。
さて、3年生の子が、次のようなプリントを持ってきました。
新学習指導要領では、「活用力」が求められており、①授業内での活用、②実生活での活用ができるように、と授業が進めれれています。問題をみると、はじめの問題が文章で書かれています。次に、数名の子供の吹き出しがあり、いくつかの考え方やアイディア・方法が書かれています。そのような提示があり、数問の問いに答えるパターンです。とてもくどいですね。しかし、今、このような問題にもこつこつ取り組んでいく力や態度が求められているのです。(一斉授業では、「○○君が~と考えたよ。彼の頭の中を解剖してみようよ!」となどと興味を引くように配慮しますが)
ここで配慮しなければならないことは、「正しいのに○、間違いに×を~」の問題で、単に正解不正解で終わってはいけないということです。ある子が、×と書いて不正解だから、○に変えようっと!と言いました。そこで、「どうして○と判断したの?」「なぜ、×と考えたの?」と質問しました。問うことが必要です。サプリ学習では、個別に一つ一つ問うことができます。(最終的には、余白に~だから○とか、~とか×と書く子を目指したい。)一対一で聞いてあげ、理解を深めていく地道な学習がサプリ学習です。
学力状況調査等でよい結果が表れています。
算数・・・言語活動を支えるものは?
4年算数「計算の順序」の学習の3時間目、ア:12+2×3、イ:12÷2×3、ウ:12÷(2×3)・・・。
このような式が問題に出され、①+-、×÷の時は左から順に計算する。②+-×÷が混じったときは×÷を先に計算する。③( )がある場合は先に計算する。という計算のきまりを学びます。
教科書の提示では、計算しようとする必要感や計算の仕方で答えが違う面白さ(きまりを無視した場合)がないので、「12,2,3の数字を使って式をつくりましょう。」と投げかけました。4年生の子供たちは、18個くらい式を作りました。各自作った式の答えを書かせた後、ペアで交換させました。「あれ?ぼくと同じ式なのに答えが違う!」という声が上がりました。アの式で、「42」と「18」が出てきました。早速、今日の問題は、「どっちかな?計算の仕方を確かめよう。」となりました。
問題作りから入ると、自分で計算しなければなりません。隣と比べると答えが合っているだけでなく、なぜそうなるの?とはてなが生まれてきます。間違いやつまずきを馬鹿にすることなく、「どうしてそう考えたのか。」「どんなアイディアや方法でやったのか。」と思いを巡らす学級が支持的雰囲気のある学級です。それがないと、学級の「言語活動」は成り立ちません。安心して話せる場や学級があるからこそ、伝え合うことができるのだと思います。
また、子どもたちのノートには、つまずいた箇所に理由を書きます。「きまりの②忘れ病」「( ) 忘れ病」・・・など。自分のやったことを振り返ることも算数では大事です。
このような式が問題に出され、①+-、×÷の時は左から順に計算する。②+-×÷が混じったときは×÷を先に計算する。③( )がある場合は先に計算する。という計算のきまりを学びます。
教科書の提示では、計算しようとする必要感や計算の仕方で答えが違う面白さ(きまりを無視した場合)がないので、「12,2,3の数字を使って式をつくりましょう。」と投げかけました。4年生の子供たちは、18個くらい式を作りました。各自作った式の答えを書かせた後、ペアで交換させました。「あれ?ぼくと同じ式なのに答えが違う!」という声が上がりました。アの式で、「42」と「18」が出てきました。早速、今日の問題は、「どっちかな?計算の仕方を確かめよう。」となりました。
問題作りから入ると、自分で計算しなければなりません。隣と比べると答えが合っているだけでなく、なぜそうなるの?とはてなが生まれてきます。間違いやつまずきを馬鹿にすることなく、「どうしてそう考えたのか。」「どんなアイディアや方法でやったのか。」と思いを巡らす学級が支持的雰囲気のある学級です。それがないと、学級の「言語活動」は成り立ちません。安心して話せる場や学級があるからこそ、伝え合うことができるのだと思います。
また、子どもたちのノートには、つまずいた箇所に理由を書きます。「きまりの②忘れ病」「( ) 忘れ病」・・・など。自分のやったことを振り返ることも算数では大事です。
伝え合う、説明する力が求められる算数
算数の授業では、自分の考えを説明する活動、相手の考えを予想する活動を通して、伝え合う力・説明する力を高めようと努めています。これは、新学習指導要領が子供たちの「生きる力」をより一層育むことを目指しているからです。
伝え合うや説明する活動は、以前の「練り上げ」と言ってよいでしょう。昔から研究してきたことです。新しい言葉に振り回されず、子供たちが自ら説明したくなる授業、~さんに伝えたいな!と思う授業を創っていくことが大事です。
まさに、そのような算数の授業が今日、行われていました。「問題把握」「見通し」「自力解決」「練り上げ」「まとめ」の学習過程から、「つかむ」「考える」「学び合う(伝え合う)」「生かす」と変わってきています。(学校によって違うが)
伝え合う力とは、子供たちが自分の考えやアイディア・方法を友達にわかりやすく伝え、友達の考えやアイディア・方法を正確に理解し、自分の考えやアイディアや方法に生かすことができる力です。今日の授業では、黒板の前で説明している子の考えを学級全体に広げる学習の場を工夫(絵や図をかいたり、簡潔に表した式をホワイトボードに書いたり)していました。
伝え合うや説明する活動は、以前の「練り上げ」と言ってよいでしょう。昔から研究してきたことです。新しい言葉に振り回されず、子供たちが自ら説明したくなる授業、~さんに伝えたいな!と思う授業を創っていくことが大事です。
まさに、そのような算数の授業が今日、行われていました。「問題把握」「見通し」「自力解決」「練り上げ」「まとめ」の学習過程から、「つかむ」「考える」「学び合う(伝え合う)」「生かす」と変わってきています。(学校によって違うが)
伝え合う力とは、子供たちが自分の考えやアイディア・方法を友達にわかりやすく伝え、友達の考えやアイディア・方法を正確に理解し、自分の考えやアイディアや方法に生かすことができる力です。今日の授業では、黒板の前で説明している子の考えを学級全体に広げる学習の場を工夫(絵や図をかいたり、簡潔に表した式をホワイトボードに書いたり)していました。
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