八戸市立市野沢小学校

算数・・・言語活動を支えるものは?

 4年算数「計算の順序」の学習の3時間目、ア:12+2×3、イ:12÷2×3、ウ:12÷(2×3)・・・。
 このような式が問題に出され、①+-、×÷の時は左から順に計算する。②+-×÷が混じったときは×÷を先に計算する。③(  )がある場合は先に計算する。という計算のきまりを学びます。
 教科書の提示では、計算しようとする必要感や計算の仕方で答えが違う面白さ(きまりを無視した場合)がないので、「12,2,3の数字を使って式をつくりましょう。」と投げかけました。4年生の子供たちは、18個くらい式を作りました。各自作った式の答えを書かせた後、ペアで交換させました。「あれ?ぼくと同じ式なのに答えが違う!」という声が上がりました。アの式で、「42」と「18」が出てきました。早速、今日の問題は、「どっちかな?計算の仕方を確かめよう。」となりました。
 問題作りから入ると、自分で計算しなければなりません。隣と比べると答えが合っているだけでなく、なぜそうなるの?とはてなが生まれてきます。間違いやつまずきを馬鹿にすることなく、「どうしてそう考えたのか。」「どんなアイディアや方法でやったのか。」と思いを巡らす学級が支持的雰囲気のある学級です。それがないと、学級の「言語活動」は成り立ちません。安心して話せる場や学級があるからこそ、伝え合うことができるのだと思います。
 また、子どもたちのノートには、つまずいた箇所に理由を書きます。「きまりの②忘れ病」「( ) 忘れ病」・・・など。自分のやったことを振り返ることも算数では大事です。画像画像
 
2010/09/21 14:30 | この記事のURL授業