八戸市立市野沢小学校

サプリ学習・・・その子に応じたサプリメントを!

 本校では、3年生以上の学年で、保護者と本人が希望すれば放課後の個別学習を行っています。通称サプリと言います。膝に効く○○サン、○サ○ン等と同じで、サプリメントを体内に取り込んだら改善できる、サプリ学習を通して理解を深めるために行っています。午前中の一斉指導は、伝え合う力を高めますが、放課後は個別の指導となります。
 さて、3年生の子が、次のようなプリントを持ってきました。
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 新学習指導要領では、「活用力」が求められており、①授業内での活用、②実生活での活用ができるように、と授業が進めれれています。問題をみると、はじめの問題が文章で書かれています。次に、数名の子供の吹き出しがあり、いくつかの考え方やアイディア・方法が書かれています。そのような提示があり、数問の問いに答えるパターンです。とてもくどいですね。しかし、今、このような問題にもこつこつ取り組んでいく力や態度が求められているのです。(一斉授業では、「○○君が~と考えたよ。彼の頭の中を解剖してみようよ!」となどと興味を引くように配慮しますが)
 ここで配慮しなければならないことは、「正しいのに○、間違いに×を~」の問題で、単に正解不正解で終わってはいけないということです。ある子が、×と書いて不正解だから、○に変えようっと!と言いました。そこで、「どうして○と判断したの?」「なぜ、×と考えたの?」と質問しました。問うことが必要です。サプリ学習では、個別に一つ一つ問うことができます。(最終的には、余白に~だから○とか、~とか×と書く子を目指したい。)一対一で聞いてあげ、理解を深めていく地道な学習がサプリ学習です。
 学力状況調査等でよい結果が表れています。
2010/09/22 07:50 | この記事のURL授業