単位のものさし・・・子供たちの手立てになり得るか?
3年生の算数、単位換算が難しいです。子どもたちにとっては面白くも何ともない内容です。機械的に問われることが多いです。例えば、1km=1000m、1kg=□g、1リットル=□ml、1リットル=□dlなどです。1mや1kgを基本にして、10倍・100倍・1000倍、1/10・1/100・1/1000の単位を作ったのです。
「k」(キロ)は1000倍、「h」(ヘクト)は100倍、「D」(デカ)は10倍の意味で、逆に、「d」(デシ)は1/10、「c」(センチ)は1/100、「mm」(ミリ)は1/1000の意味です。
この仕組みを使って、単位のものさしを書いた先生がいました。
K h D m dm cm mm(キロキロとヘクトデカけたメートルがデシに追われて)
1
1 0 0
1 0 0 0
この場合、1mは100cm、1mは1000mmと物さしを読むわけです。かさも重さも、長さも単位のものさしができます。
単位の相互の関係を忘れても、この物さしの順番を覚えていればなんとかなります。順番を忘れても、1000倍はKで、1/10はデシで、と仕組みが分かれば、何とかものさし自体を完成させることができます。
全ての子供たちにとってすばらしい手立て、方法にはなりませんが、お手上げ状態からは脱却できると考えています。
3年生が4年5年6年と使い続ければ、生きて働く力となるでしょう。