八戸市立市野沢小学校

講話集会・・・乙武さんのお話

 画像画像講話集会でお話する機会を得ましたので、数年前「乙武洋匡トークショー」でもらったポスターを導入に、幸せとは何かを考えてもらいました。
 はじめに、トークショーの乙武さんの顔写真を見せました。子供からは、「イケメンだ!」という声も。何枚か写真を見せると、「エー!」「手や足がないの?」「どうやって歩くの」「かわいそう」「生活が不便だ!」等。生まれながらの病気であったことを伝えます。次に、乙武さんのお母さんが、生まれた乙武さんを1ヶ月後に見た時の第一声を予想させました。お母さんが「まあ、かわいい。」と言ったことを教えると、子供たちは意外な顔をしていました。
 次に、乙武さんの小学校生活のこと、担任の先生の話やおとちゃんルールというドッジボールのルールなど教えました。そして、14個の質問を子供たちにしました。「①階段を上る」「②ボールを投げる」「③鉄棒をする」・・・。ほとんどできない、と答えていました。正解を伝えると「えー!」という声。次第に、手足がなくても、努力すれば何でもできることがわかってきます。
しかし、トイレと着替えは難しかったようです。
 ここまでで、「人からもらう幸せ」「努力してできるようになる幸せ」を確認しました。
 最後にもう一つ幸せがある!何かな?なかなか子供たちから答えだ出ません。
 「人にしてあげる幸せ」と言って、講話を終えました。
 その後がうれしかったです。ある学年は、原稿用紙に感想を書いてくれました。黒板に乙武洋匡と書いて五体不満足を読ませた学級もあります。「先生、図書室にこれあったよ。」と『心のバリアフリーを目指して』という学研の本を職員室にもってくる子もいました。乙武さんの生き方考え方を学んでほしいと思います。
 将来の夢は、ポスターを見せるのでなく、乙武さんそのものに登場していただく授業や講話をすることです。
2010/09/17 12:20 | この記事のURL動き出す子どもの姿