八戸市立市野沢小学校

直方体の展開図54種類・・・ICT活用で怖くない!

 今日は、いよいよ直方体の展開図。朝自習で長方形3種類6枚をあらかじめ作ってもらいました。6枚を並べて展開図にし、直方体になるかどうか確かめさせました。セロテープで止めてから組み立てます。「隣り合う面が同じだと駄目だ。」「ペアになる辺の長さが同じにる。」「Tから変身だ。」「十字かから1個ずつ変える。」・・・。
 「いくつあるのかな?」この時点で、パソコン登場。「パソコンのシミュレーションソフトの中に答えがあるよ。対戦してみる?」やる!やる!というこで、17人対PC1台の対戦となりました。子どもたちが作った展開図をPCで構成し、クリックして確かめます。正解ならベル、うまくいかない場合は動きません。
 見つけるたびに歓声があがります。10個くらいまでは、子供たちがどんどん見つけます。ここからは、同じ物、重なりや組み立て不可能なものも出てきます。失敗作も無駄にぜず、どの面をどう変えるとよかを検討していきました。そうすると、思わぬ形ができてきます。偶然の産物もあります。
 「先生、いくつあるの?」しつこく聞くので、「54だよ。」「えー!無理無理」と言うのかと思ったら、「新しい工作用紙ください!」・・・。
 授業の最後に、答えをあげると言いましたが、誰ももらいに来ませんでした。家庭学習で取り組んでくるそうです。
 今日は、机の上で組み立てたり、念頭で操作したりしました。さらに、PCで面と面がどう動きどうつながるのかも視覚的に見ていきました。向かい合う面、ペアの面も意識できました。展開図いろいろの世界から、空間概念を。
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 校務用PCで「展開図ソフト テンカイ」とネット検索をかけると、シミュレーションソフトを活用できます。人間が考えた展開図を機械(PC)が確かめることになっていきます。面倒なことは機械にさせるのですね。
2011/02/21 13:20 | この記事のURL学習の様子