八戸市立市野沢小学校

平和・・・友達と仲良くすることから始まるね!

 南郷歴史民俗資料館保管の「青い目の人形メリーちゃん」を活用して、青い目の人形がどのような経緯で日本にやって来て、どのような運命をたどったのかを知らせるスライドや当時の新聞記事を読み取る活動を通して、こどもたちなりに平和というものが何なのかを考えてもらいました。
 友好の人形から戦争を経て、壊されたり捨てられたりした悲しい道をたどった人形、しかし、守った人たちもいました。メリーちゃんは、裁縫室の天井裏に隠されて、助かり、現在生きているのです。青い目の人形を見たGTのお話は、感動しました。
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メリーちゃんを目の前にして授業しました。
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 人形を処分する命令が書かれた新聞記事から当時の様子が理解できました。GTの壬生さんからも、昭和19年頃の生活の様子(中国にいたこと)を聞きました。貴重なお話でした。
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 「メリーちゃん、私は怖そうな人形だなと思っていました。ごめんんさい。今日の勉強でたくさんのことを知りました。人形は何も知らないのに敵にされたり、いじめられたりされてかわいそうだと思いました。でも、今は、小学校や幼稚園、高校、いろんな所で保護されていてホットしました。平和について考えたことはなかったけど、人に優しくする、思いやりの心をもつ、勇気をもつことも平和につながるのではないかなと思いました。私ももし守らなければならない事が起こったら、ちゃんと守ってあげられるような勇気のある人になりたいと思います。」と感想を書いてくれたM・Nさん、ありがとう。
 メリーちゃん、壬生さん、6年生の皆さんと一緒に撮った記念写真、宝物になりました。
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2010/10/08 12:20 | この記事のURL学習の様子