八戸市立市野沢小学校

通信票と教科書・・・新しくなりました!

 教務主任が、教科書も厚くなり、中味も変わったと言いながら、参観日に保護者の方々へ説明する資料を作成しています。通信票の中味も変わりますので、その資料も作成中です。
 算数の教科書を見ていて、作業することが多くなったな、という感想を持ちました。これまでも算数は作業的活動、操作的活動・算数的活動・・・と手を使うことがたくさんありました。そのような活動を通して問題解決を図っていきます。単なるお遊びの作業や操作ではありません。
今回は、言語活動の充実ということで、説明する活動が多くなりました。例えば、輪飾りを使った図形の活動があります。輪を2つプラスにつなげます。(接合面が直角に)その2つの輪の中央をハサミで切り開いていきます。1回切るとめがね状になり、2回目には、正方形が表れます。1回目の時に「どうなると思う?」と質問し、子どもたちに様々説明させます。子どもたちはこれまでの持てる力で一生懸命考えます。2回目の後、「わー、正方形だ!」と驚きます。「わかった、わかった!十字だから正方形になる。」「~だから直角になる。」と黙っていても説明し出します。面白いからしゃべり出すのですね。単なる遊びでなく、図形の知識を総動員して考えます。そのような活動が、説明する活動です。
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 さて、斜めにつなぐとどうなるでしょう。ひし形ができます。子どもからは歓声が上がります。また、説明していきます。「先生、3個になったらどうなるの?」・・・。どんどん追究したくなります。
画像画像 このような授業により、説明する力を高めるようにしていきます。計算の勉強でも図形でも説明する活動が重視されます。子どもたちが苦手なところです。楽しいことの後で、しっかり自分の考えを述べることが大切です。
 こんなお話をしてはどうでしょう。保護者にも輪を渡し、切ってもらっては。楽しい全体会になるのに・・・。教務は別な仕事に移りました。
2011/06/30 17:50 | この記事のURL学習の様子