八戸市立市野沢小学校

これどう指導しますか?・・・職員室で普通に質問を

 後輩職員にいきなり教科書のコピーを渡され、「先生なら、ここどう指導しますか?」と唐突に質問されることが多々あります。知らない!とう言いたくないので、必死で考えます。自分の過去の実践例を思い出します。画像画像
 例えば、1個220円のハンバーガーを6個買いました。1杯120円のオレンジジュースを6杯買いました。合わせていくらでしょう。この問題は、3年生のレベルでは、220×6=1320
、80×6=480、1320+480=1800、答え1800円。
 このようにハンバーガーとジュースを「べつべつに」計算するのが普通です。3段階の式になろうが、子どもたちは順に式を立て、計算するのに慣れているわけです。
 ここでの質問は、「どういう指導をしたら、①220+80=300、②300×6=1800と『まとまり』のアイデアを引き出せるのか?」ということでした。
 一つは、子供たちの生活経験、つまり、「ハンバーガーとドリンクのセット」を買ったことがあるかどうか、二つ目には、式と挿絵(ハンバーガー6個とジュース6個の絵)を自由に動かし操作できる教具の準備が大事です。
 はじめ全員、この考えや方法が分かるとは限らないでしょう。誰かの説明を聞いて、なるほど、うまい方法だ!と感心し、次に類似問題を解くうちにだんだんよさが分かってくるのだと思います。式を読んだり、図と式を対応させたりしながら徐々に分かってくるものです。
 「まとまりを考えて解く」という思考法のよさは何か、どんな場面で使える方法なのかを子供たちに気づかせる授業、難しいですが、やり甲斐のある所です。
 このような質問のし合いや教え合いが、授業改善につながります。
 今日も先生方が、外国語活動をはじめ総合や特活の研修会に出かけました。研修して学んだことを普段の授業に生かすよう努めています。そのために時々、午前授業で退下する時があります。ご理解いただければ幸いです。
2010/10/27 17:40 | この記事のURL研修