八戸市立市野沢小学校

南極の氷がやってくる!・・・南郷図書館のイベント

 南郷図書館で9月18日・19日の二日間、「南極の氷がやってくる!」と題したイベントが開催されました。本校職員が講師となり、氷の展示やスライドを使った講座を行いました。氷は、しらせが八戸に寄港した際、市内の小中学校で希望していただいた氷です。授業で活用したり、参観日に保護者の方々にお見せしたたりしてだいぶ溶けてしまいましたが、残った氷を多くの方々に見ていただきたく講座という形で実施することになりました。
 二日間、講座を実施した図書館の2階の視聴覚室はたくさんの方々にお越しいただきました。1階の氷展示室もたくさんの方々が訪れていました。本校児童や白山台、中居林、長者小の子どもたちがそれぞれグループになって、どれが南極の氷で、どれがコンビニ、どれが冷蔵庫の氷かな?と溶け方や音などをたよりに探す実験も楽しそうに行っていました。
 あるお母さんが、「なんで、これが南極の氷だと思ったの?」とお子さんに何度も問いかけていました。思わず、「お母さん、いいですね。今、その問いかけが大事なんです。」と言いました。それから、会場には第16次の南極観測隊員として「ふじ」に乗船したことのあるお爺さんもいらっしゃいました。この方は、朝からこの講座を楽しみにしておられたと伺い、大変嬉しくなりました。講座の中で、実体験をいくつか紹介していただきました。
 南極クイズを出しながら、南極観測の仕事、砕氷船しらせの役割、環境問題等についてスライドで見てもらいました。感想の中に、もっとしらべたいという言葉もあり、実際、講座終了後の「何故、太陽が沈まない日があるのか(白夜)」をスタッフに検索してもらい、それが分かる本を探してもらった子もいました。図書館のいいところですね。このような子どもたちの追究心・探求心を支えてくれて、ありがたいと思いました。画像画像
画像

2011/09/20 07:10 | この記事のURL地域密着