八戸市立市野沢小学校

先生、汗かいているよ・・・読み手は大変なのです!

 百人一首の読み手は、担任がします。何度も読み手を続けているとエネルギーを使います。子供たちが楽しく緊張感を持って対戦するには、適度な間とスピードが大事。
 6回ぐらい行うと、汗が出ます。
 外国語活動を行っている本校職員も汗をかきながら授業を進めています。「そこまでやらなくても・・・」と思いますが、そこまでやらないと子供たちは動きません。楽しくありません。子供たちが活動する必要感を感じません。ですから、「そこまでやるんです!」となるわけです。汗をかいた分、子供たちは分かってくれます。
 「先生、汗かいているよ。」→読み手を子供にやらせます。→大変さやテクニックがいることがわかります。(これからは子供の読み、音読が大事)
 読み手には助っ人がいます。百人一首のCDがあるんです。スタート№を変えると、毎回出だしの歌が違います。CDの読み手だと、担任は子供たちの対戦の様子を見ながら、いろいろ机間指導できます。「あいこはじゃんけん」「○○さんが先かな」「上の句覚えるんだよ」「集中しよう」「お手つきは1枚札もらう」「○○さん、がんばってるね」・・・。
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 これも一つのICTです。担任の代わりに何かを引き受けてくれ、その間に担任が別な役割ができれば効率的、効果的な指導ができます。ただ、機械は微妙な間や早さ、タイミングは調整できませんね。人間でなければできないことを人間がやり、機械でもよいものは任せていけばよいのです。
2010/10/19 07:00 | この記事のURL学習の様子