八戸市立市野沢小学校

失敗の向こうに成長あり・・・エプロンづくりから見えたこと!

 6年生のエプロンづくりのブログ、あっという間にアクセス100行きました。びっくりです。興味のある内容だったのでしょうか。男子の奮闘ぶりがよかったのでしょうか。
 さて、保護者の方々の小学校時代のエプロンづくりは、布を裁断しませんでしたか。ですから金太郎腹掛けエプロンも実際にできたわけです。(失敗ですが)あとから担任の布を再度渡され、二度目は慎重に作ったわけです。涙した人もいたでしょう。
 今のセットは、失敗がありません。「布に断ち切り線・折り線・できあがり線が見やすくプリントされ、作業がらくらく!」と説明書に書いてありました。失敗はほとんどないのです。ミシンでの縫い方で多少のミスがでるだけでしょう。
 失敗は成功のもと、と言いましたが、今は、失敗すれば気にしすぎる(メンタルな問題になることも)、のでなるべく失敗させない教育や授業をしているのかもしれません。弱い子になるのでは、と心配するでしょう。
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 いえいえ、エプロンの布自体の失敗はありませんが、ミシンがけがまあ面白いこと。下糸をまく作業で空回りさせたり、下糸が絡まり縫い目が団子状態になっていたり、できあがり線を大きくはみ出していたりしていました。ミシンが電動なので、いったんオンにすると子供たちのレベルに構わず、ダダーと進んでいくわけです。ミシンとの格闘です。失敗の連続です。
 女子はたいしたものです。失敗した様子を冷静に分析し、「糸団子、ほどいて!」「糸かけよくミシンに付いている絵見て!」(ミシン本体にイラストがある)と失敗に応じて対応していきます。
 そうやって教え合っている子供たちを見て、「失敗の向こうに成長あり」を見たような気がしました。
2010/11/01 08:00 | この記事のURL学習の様子