八戸市立市野沢小学校

折ればぴったり重なるもの探し・・・線対称の導入

 4年生で飼育しているキアゲハ、とても綺麗です。それを見ていた6年生、模様がぴったり重なる!と言い出しました。算数で線対称・点対称の学習をしています。
 「本当に左右ぴったりなの?」「折り目は体の真ん中かな?」「対称の軸は体だから調べられないね。」
 ここで、蝶はうごくから別な物を調べなさい、とすり替えたのでは意欲が半減します。どこまでも子どもの言葉や思いに寄り添っていきたいものです。
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 図鑑で蝶を調べてみると、対称性であることに気付いていきます。授業で線対称な図形の作図を学習すると、「蝶の羽半分でも全体をかくことができる!」という子もあわわれます。
そうなってくると、対称の軸の意味や対称の軸の性質(軸に垂直に交わる、対応する2点間は等しい)がよく分かってきます。自分たちの調べたいものを調べ、作図したりする活動を通して次第に学習を進めていきます。いかに子どもたちに必要感を持たせ、はてな?を追究させていくかが面白いところですね。
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 最後は、身近な物、校章などを調べてみます。市の字が船に見えたり、朝日の光線が船に見えたりします。船に見えるのは、クジラに関係する地域だったからでしょうか?
 いろいろ調べさせると、学校や地域の特徴も見えてきます。
2011/04/28 15:50 | この記事のURL学習の様子