八戸市立市野沢小学校

4年国語の研究授業・・・大事なことを落とさずに

 4年生の国語「伝言はまちがえずに」という授業を通して、伝え合う力の育成はどうあるべきかを研修しました。授業のねらいは、話し手・聞き手の両方の立場から伝え合う練習を振り返り、反省点や改善点を考えることができる、というものでした。
 朝、保護者の方々から電話をいただきます。何年の誰が、欠席なのか遅刻なのか、理由は何か、通院した場合どこの医院か、迎えはあるか、担任への連絡はあるか等を聞き取らなくてはいけません。そうした場面は、大人でも子どもでもあります。
 ここでの学習は、大事な要点を落とさず話したり、聞き取ったりする技能の一例を学びます。そして、日常生活でどんどん活用していくのです。
 授業では、各自書いた伝えたい文章を持ち寄り、グループで発表し、評価し合いました。話し手・聞き手・アドバイザー役に分かれて読み合いしていました。
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  話し手・聞き手のポイントは、前時までにまとめられ、これをもとに話したい、伝えたい文章を書いています。
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 話し手が、「~ついて言います。一つめは~、二つめは~・・・」と言った時、聞き手は、聞き手用のチェックカードに評価していきます。アドバイザーは、何が良かったかを話します。子どものやりとりで高め合うことをねらってのグループ学習でした。
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  5W1Hの指導の重要性やグループ学習のメリット・デメリットを考えること、この学習で完結でなくずっと指導していく必要があることを確認し合うことができました。子どもたちが日常生活において、このような学習を生かしていくことができますようご家庭でも配慮(メモを取る様子を見てあげる等)をお願いします。
2010/07/01 09:10 | この記事のURL学習