八戸市立市野沢小学校

青い目の人形誕生会・・・おひな様と一緒にお祝い!

 6年生がセットしてくれたひな壇。今日は、嬉しいお友達が来校しました。南郷歴史民俗資料館の青い目の人形「メリーちゃん」です。
 1927年(昭和2年)のひな祭りの頃、アメリカから国際交流の一環として日本中の学校へ贈られた人形。太平洋戦争時代、敵国人形ということでとても悲しい、無残な扱いを受けました。市野沢小学校にも贈られたという記録があります。しかし、残っていません。
 八戸市では、メリーちゃん1体が残っています。それが、歴史民俗資料館保管のメリーちゃんなのです。(島守小学校で発見されました。)
 今日は、メリーちゃんの誕生会をしました。はじめに、「青い目の人形物語」と題したスライドを1年生~3年生に見せ、青い目の人形の特徴やどうして日本へ届いたのか、戦争時代の扱い、守った人の存在、現在の様子等を理解させました。
 授業のはじめ、「怖い!」と言っていた子どもたちも、ひな祭りの歌を歌って、誕生会を締めくくった時には、「かわいい!」「資料館へ見にいきたい。」「守ってもらえてうれしいだろうね。」などど変容を見せていました。
 1~3年生には、「平和」「勇気」等のねらいは難しいですが、「仲良くすること」「物を大事にすること」「守り続けることの大切さ」は分かってくれたようです。
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 今日の授業には、歴史民俗資料館:古里さん、子どもの頃に青い目の人形を見たという壬生さん他2名のおばあさん方、子どもたちに語っていただき感謝いたします。ありがとうございました。
2012/02/09 17:10 | この記事のURL平和