八戸市立市野沢小学校

サツマイモから世界が見える・・・関連づける力!!!

 親子農園でサツマイモを植え、豊作でした。天ぷらや焼き芋にしておいしくいただくことができました。
 サツマイモの原産は、メキシコです。1492年にコロンブスがメキシコからスペインに持ち帰ったことから世界中に伝来していきます。1600年代には鹿児島・長崎・種子島へ、関東、東北へと。享保や天明、天保の飢饉の際、救荒作物として真価が認められ、全国へ広がっていくこなったわけです。
 品種を調べたり、伝来をたどったりしても総合的な学習になります。焼きいものおいしい焼き方を研究しても楽しいですね。いもの中心が60℃になると一番甘みが出るそうです。その温度が石焼きだそうです。本校では、鉄鍋で試してみました。
 今回、種子島の「蜜姫」というサツマイモを手に入れました。焼いて食べ比べたいと思います。食べ比べるのも勉強です。
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  これが蜜姫です。小ぶりですね。 ↑
 23年度から新学習指導要領が完全実施となります。本校の各学年の総合的な学習のテーマも、食育・環境教育・キャリア教育・福祉教育等の全体計画からも再検討していかなくてなりません。その際、農園→サツマイモ→農業体験→調理実習(焼き方、食べ方)→芋の伝来・歴史→飢饉→命→つる植物(自然・環境)→品種改良・・・・。あれもいい、これもいい、と何でも取り組んでいては時間が足りません。指導時間数には限りがあります。今、私たち教師に求められている力は、例えば、親子農園で植える物を手がかりに、どう様々なことと関連づけていくのかというコーディネートする力です。
2010/11/24 09:20 | この記事のURL学習の様子