八戸市立市野沢小学校

2年算数・・・21のひみつ(簡単な式で)

 2年生で1時間算数の授業をしました。定番の21個の磁石玉(1個は別な色で)を交互に取り合い、最後に違う色の磁石玉を取った人の負けというもの。「先生は、絶対誰にも負けないよ!」と挑発して行うと盛り上がります。負けたら、トンボになって自分の席に飛んでいくことにしました。一人が1回にとれるのは、1個~3個まで。
 このゲームを2年生ではじめて行いました。次第にやっていると、こちらの取り方のきまりに気付きます。はっきりしないので、自分たちのおはじきで確かめたいと言いだしたので、早速ペアでお互いにやってみました。数名、1個なら3個、2個なら2個、3個なら1個の取り方に気付きました。しかし、何故、その取り方でよいのか説明できません。M君が1+3=4、2+2=4、3+1=4で皆4だ、と叫びました。取った磁石玉を整理したら、それが見えてきたというのです。それが中央の表です。
 最終的に4を5回足して、残ったのが1個。その1個を取った人が負けになる仕組みが分かりました。算数では、「整理してみる」ことも大事ですね。画像画像
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 表から「1+3」「2+2」「3+1」の式が見えてきたのは素晴らしいです。大人には単純な式ですが、事象や表から読み取る、関係を簡潔に表すことは低学年児童には難しいです。しかし、算数の言葉、つまり式化することは大事です。低学年から式化することに慣れていくことが算数を嫌いにしない方法の一つです。時々、今日のようなトピックも必要です。トピックで育つ技能や考え方もあるのです。言うまでもありませんが、トピックはかりでは確かな力はつきませんが。楽しい、考える授業でした。

2011/08/30 15:10 | この記事のURL学習の様子