八戸市立市野沢小学校

理科室実験テーブルの水道のホース・・・子どもの質問から

 2年生が数日理科室を教室代わりに使用していました。見たことのない用具や器具に興味津々。ある子が、「このホース、長くて洗いにくい!」と言いました。ビーカーや試験管を洗うときにぶつけて割らないようにするためではありません。理科でアルコールランプ等の火を取り扱うので、非常事態時にすぐ水をかけることができるように取り付けてあるのです。雑巾も乾いた雑巾でなく、濡れ雑巾、つまり、火を消すときも使います。単に、授業の最後に綺麗に実験テーブルを拭くための物ではないのです。
 理科室の薬品等の扱いは、「八戸市危機管理ハンドブック」の92pに記載されています。これからは、授業の中で、防災学習、危険予測学習等を進めていく必要を感じています。
 教室や特別教室の安全管理を再度見直すよい機会(よい質問)となりました。子どもたちの素直な質問から、考えさせられました。
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 卒業式でも大きな余震を想定した訓練をしました。入学式や宿泊学習等の学校行事においても、防災を意識した計画立案をしなければならないでしょう。教務が、入学式要項を練り直しています。23年度の教育活動・学校行事のキーワードは「安全・安心」です。もうひとつは、気づき、考え、行動する力に関連し、「今、自分たちでできること」です。
2011/03/30 08:30 | この記事のURLお知らせ