八戸市立市野沢小学校

SPP「ロボットづくり教室」・・・八戸工業大学と連携して実施

 28日(月)8:30~12:30 本校理科室において、6年生17名が、音センサ搭載のロボットづくりを行いました。
 この事業は、科学技術振興機構(JST)が、小学生に科学に興味関心をもってもらうために行っている事業、「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)」の指定を受けて実施したものです。八戸工業大学の信山先生はじめ7名の学生さんたちにも協力いただきました。
 この授業の第1時は、「どんなロボットがあれば便利か?」を話し合い、現在使用されているロボットについて調べました。自動車溶接ロボットやお掃除ロボットなど実用化されているものがたくさんあることが分かりました。第2時は、はんだ付けの練習用にライントレースカーを2台製作してみました。
 今日は、第3時~6時の4時間扱いで、①お掃除ロボットの観察、②ロボットの仕組み、③基板に使われてる「抵抗」や「コンデンサ」等の役割、④基板のはんだ付け作業、⑤組み立て、⑥調整、⑦作動、⑧感想発表を行いました。
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 主講師をつとめていただいた八戸工業大学:信山先生です。学生さん7名も協力してくれました。
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 お掃除ロボットの実演もありました。ゴミを感知するセンサや壁を感知するセンサを搭載し、掃除完了時には、所定の位置に戻る優れものでした。
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 ロボットの頭脳である電子基板に使われている「抵抗」「コンデンサ」等の部品の役割を学生さんの寸劇で分かりやすく説明してくれました。電気を貯めるコンデンサの意味がよく分かったようです。作るだけでなく、部品の役割を知ることも大事です。
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 学生さんたちのサポートもあり、女子でもはんだ付け作業が上手にできました。信山先生も感心していました。
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モーターた車輪部分を組み立てるのに悪戦苦闘していました。これももの作りのよさです。苦労のあとに喜びありですね。
 
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 青森テレビの取材を受けながらも音センサで感知して、直進や回転したロボットに歓声が上がりました。苦労したかいがありましたね。全員で動かしてみました。ロボットの動かし方を練習すれば、絵を描くこともできそうです。
 
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 講座の最後には、子どもたちから「はんだ付けなどの作業は大変だったけど、完成して動いた時は嬉しかった。」「もの作りの楽しさを感じた。」「大学生の寸劇で基板や部品の意味が分かってよかった。」等の感想が寄せられました。
 今日製作したロボット(EKジャパン社製:カメⅢ)は小学生でも十分楽しむことができる教材でした。
 八戸工業大学の学生さんたちが発展的なロボット(小型カメラ搭載)も紹介してくれました。
子どもたちが科学の面白さを体験する一日となりました。
2011/11/28 17:10 | この記事のURLSPP