通常の学級でも生かせる特別支援教育研修講座(2)

9月24日(火)、当センター大研修室にて「通常の学級でも生かせる
特別支援教育研修講座(2)-児童生徒理解-」を開催しました。



講師は、桃山学院教育大学教授の 松久 眞実 先生。
小学校の通常学級担任を20年以上勤務された経験をもとに、
「崩れないクラスづくりとは~特別支援教育の視点から~」
という演題で講演されました。


崩れないクラスづくりは、安全で秩序のあるクラスづくりである
として、「あったかクラス作戦 20個の取組」を紹介しました。



特に、集団指導の取組として、「静寂の時間」を増やすことについて
具体的な話がありました。

教室の無駄な音を減らすことで、子どもたちは落ち着いて生活できる
ということです。そのためには、教師が自分の行動の中の音を意識
することが大事であり、その姿勢が子どもたちの生活につながると
いうことです。

音に敏感で大きな音に対して興奮してしまう子どもがいる一方、大きな
音を避けたい子どももいます。よって、授業や集団での学びの場面で、
静かに落ち着いた環境づくりを意識することが、「崩れないクラス」の
大事な要素であるということです。

講師の先生のユーモアたっぷりの話に、受講している先生方の表情
にも笑顔があふれていました。

研修が先生方の指導に生かされ、子どもたちの健やかな成長につな
がることを願います。





2019/09/25 11:20 | この記事のURL研修講座