ふたつの交流学習
2年生がグループごとに,1年生に楽しんでもらえるようなゲームを企画し,自分たちで一から作ったり,教室にあるものを上手に活用したりしながら「遊びランド」を完成させました。
それぞれのゲームの担当者が1年生にゲームのやり方を説明し,「遊びランド」の開園です
「ロボットの足の穴にボールが入ると100点です。」「真ん中の的に輪が入ると90点です。」それぞれ決められた数のボールや輪を投げて,合計点を競いました。
「ここは魚釣りゲームですよ。サメやクジラも釣れますよ。リュウグウノツカイも隠れていますよ。何が釣れるか,お楽しみ♡」「ここはプカプカボールのコーナーです。ストローに優しく息を吹き込んで,ボールをプカプカ空中に浮かべてくださいね!!」
「ロケット1号は,ロケットを飛ばして的の真ん中を狙うゲームです。ねらいどおりにロケットが飛んでくれるかな?」
各ゲームのコーナーでは,参加してくれた1年生に折り紙で作ったいろいろなものをプレゼントしていました。2年生の工夫を凝らしたゲームやプレゼントに,1年生の子どもたちは大喜び。とっても楽しい時間を過ごしました。「いつもこんなお勉強ばっかりだったらいいのにね。」という声も聞こえてきました。
そして翌2月19日(金)。今度は1年生が保育園の年長さんをお迎えして,小学校の生活について紹介する交流会が行われました。
まずはご挨拶,そして1年生から自己紹介しました。そのあと,年長さんからも自己紹介してもらいました。名前と年,好きな食べ物や動物など,元気な声でハキハキとお話ししてくれました。
続いて校内を案内しました。「学校にはこんなお部屋があるんだよ。職員室でしょ,校長室でしょ…。」「2階に上がって,ここは図書室,本がたくさんあるんだよ。」
「1階にも図書コーナーがあって,絵本とか,おもしろい本がたくさん置いてあるよ。ちょっと読んでみる…?」短い時間でしたが,1年生は一生懸命,年長さんを案内していました。そして,学校生活の紹介です。まずは,先日行われた縄跳び大会の成果をお披露目。あや跳びや交差跳び,二重跳びを披露しました。
さらに,国語や算数,体育,図工など,大好きなお勉強について,それから給食についても紹介しました。「給食を食べる時間は20分なので,練習しておきましょう。」と,先輩らしいアドバイスもありました。
最後には,1年生が図工の時間に自分たちで作った木製のこまを,2~3人のグループに分かれて,みんなで回しました。「手のひらでこまの棒のところを挟んで,ビューってやると回るんだよ。やってみてごらん。」年長さんも,とても上手にこまを回すことができました。
2年生は1年生を,1年生は年長園児をどうやって楽しませようか,色々考え,工夫して交流会を実施してくれました。相手を思いやり,相手のために何かできることをしようという,ちょっぴり心がほっこりとする時間を味わうことができました。1年生,2年生のみなさんありがとう。とってもよくがんばったね♡
1年・4年スケート教室
1年生は初めてのスケート教室です。そもそもスケートが初めて…という子もいて,スケート靴や氷に慣れるための練習をいろいろ教えてもらいました。
何しろ初めてのことですから,スケート靴を履いて氷の上に立つということが至難の業。
勇気を振り絞って手すりから離れ,何度も転びながら,少しずつ前へ滑って(歩いて?)行きます。
カラーコーンで体を支えながら歩いたり,カップを拾ったり…やっぱり「習うより慣れろ」ですね。体で覚えたことは何年経っても忘れないものなんですよね。短い時間でしたが,よほど疲れたのか,帰りのバスの中ではみんなぐっすりでした。
一方,こちらは4年生。


さすが4年生,氷の上での立ち姿に余裕と経験値の高さを感じます。

と思ったのも束の間。滑り始めた途端に若干の危なっかしさを感じました。どうやら久しぶりのスケートに,体のビックリがまだ収まっていないようです。あちらこちらから,悲鳴のような声が漏れていたとか…。
それでもしばらくすると,少しずつ感覚を取り戻して滑り始めました。ようやく安心して見ていられるようになりました。
コロナ禍でなかなか出歩くことが難しい状況ですが,この感覚を忘れないよう,できればご家庭でもスケートを楽しめるといいですね。
縄跳び大会
予選は「前回し」「後ろ回し」「前あや跳び」「前交差跳び」の4種目,それぞれ学年ごとに設定した時間を跳び続けることができればクリアです。一度失敗しても復活チャンスで再チャレンジできます。
決勝は予選の4種目をクリアした人たちで「前二重跳び」に挑戦。引っかかることなく何回跳べたかで順位を決定しました。
もちろん,予選の4種目をクリアできなかった人にも,二重跳びチャレンジには参加してもらいました。
1年生,休み時間にもジャンピングボードを使っていろいろな跳び方を一生懸命練習し,随分上手に跳べるようになりました。
2年生,縄跳びの姿勢がよくなり,安定してきました。今年は二重跳びで100回を超える強者も登場しました。
3年生,男子も女子も元気いっぱいに跳び続けました。予選の4種目で全て一発クリアの人数が一番多かったのも3年生でした。
4年生,上位3人は大接戦。1位から3位までの二重跳びの回数の差はたったの15回。最後までだれが優勝するかわからない,ギリギリの勝負でした。
5年生,上位5人は女子が独占でした。体を上手に使って,疲れにくい,柔らかい跳び方に徐々に変化してきているようです。
そして6年生。6つの学年で唯一,なみいる強敵を抑えて優勝したのは男子でした。6年生は予選4種目全てをクリアしたのがおよそ75%,二重跳び100回超えがおよそ50%と,さすがの成績でした。
今年度,体力づくりとして業間に縄跳び練習を行うことはもうありませんが,休み時間や体育の時間を使って,それぞれの後ろ回しや新たな種目に挑戦するなど,縄跳びへの挑戦はもう少し続きそうです。
縄跳び大会の順位や成績等は,後日学年だより等を通じてお知らせする予定です。
3年社会科見学
2月10日(水)に、3年生が社会科見学を行いました。これまで何度か中止になっていた社会科見学ですが,最後にようやく「南郷歴史民俗資料館」の見学が実施できました。当日は男子と女子の2グループに分かれ,館内見学と隣の古民家・昔の道具類の見学を行いました。
古民家の中には様々な昔の道具がありました。男子は囲炉裏の周りにあるのものやはた織機,神棚の周りの置物などに興味を示していました。
館内には昭和レトロな街並みが再現され,本屋さんや駄菓子屋さん,昔懐かしい郵便ポストにスチール看板などが展示されていました。子どもたちの目にはどのように映っているのでしょうか。
次のエリアには昭和30年代のアイロンや洗濯機,テレビ等の家電類が展示されていました。また,居間の様子が再現さた一角もありました。ちゃぶ台,炊飯ジャー,白黒テレビなどちょっとした郷愁にかられる思いでしたが,子どもたちにとってはちょっとした「お宝」感覚?興味津々に見入っていました。
最後は質問タイムです。短い時間でしたが,案内をしてくれた方に見学の感想や,聞いてみたいことを質問していました。玄関を出たところでみんなで記念写真を撮りました。この写真を撮る直前に,すぐ目の前を一羽の白鳥がゆっくりと飛び去って行ったので,ちょっぴり興奮気味の様子です。
南郷歴史民俗資料館にはこのほかにも,太平洋戦争時の資料や南郷地区のたばこ栽培に関する資料など,たくさんの貴重な資料が展示されていました。もう少し暖かい時期にゆっくりと見学できたらと思いました。ぜひ,ご家庭でも一度ゆっくりと見学に訪れてみてください。
今日は,3年生にとって,とても貴重で思い出に残る社会科見学になったことと思います。