南郷小学校のブログ

4年生そば打ち体験

12月10日(金),4年生が山の楽校で,「そば打ち」体験をしてきました。4年生の「そばづくり」では,7月15日に種蒔き,9月28日に刈り取り,10月28日に脱穀と,これまで「そば」の栽培から収穫までを一通り順番に体験してきました。そしてこの日は自分たちで育てたそばを打って,実際に食べるという「最後のお楽しみ」の体験学習となりました。

 
「よろしくお願いします。」と元気にあいさつをした後,そば打ち名人の山の楽校の校長先生からお手本を見せてもらいました。上手な人がやっているととても簡単そうに見えちゃいますが,子どもたちはちゃんとそばを完成させることができるのでしょうか?

 
最初に「こね鉢」にそば粉を投入。「コップの3分の2くらいの水を回しかけて,指の腹を使ってそば粉全体に水が行き渡るように混ぜ合わせましょう。」

 
 
そば粉をこねてこねて…お団子状にしたら,次に,のし板に打ち粉をして,厚さ1㎝くらいの円盤状になるよう麺棒を使って少しずつ押し広げていきます。直径が25㎝くらいになるまで繰り返したら,さらに,麺棒に巻きながら少しずつのばします。すると,あら不思議…丸かったはずのそばが,いつのまにか四角になっていました。なんとなく麺職人の風格が感じられる子が何人か…。

 
次は麺切り包丁でそばを切ります。立ちひざの姿勢で上からまっすぐ包丁を押します。包丁をちょっぴり傾けて駒板を2㎜ほどずらして…。目標は太さ2㎜のおそばです。さあ,うまくできるかな?

 
茹で上がるのを今か今かと待ち遠しそうにしていた子どもたちは,そばが目の前に出てくると目を輝かせながら順番を待っていました。もちろん食べるおそばは自分たちのチームで打ったそばです。

 
「いっただっきま~す♡」「おそばサイコ~♡」…あちらこちらから笑顔があふれていました。「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」の,一番おいしいそばの食べ方だもん,そりゃあおいしいよねぇ。ましてや自分たちで一から作ったおそばとなると,これ以上ないお味でしょう !!
「おかわりはないんですか?」「もっと食べたいです!」の声があちらこちらから聞こえてきます。さっき給食を食べてきたばかりなのに…。とっても残念だけど,今日は1人1杯で「ゴメンナサイ」です。
食べ終わった人から石臼を使ったそば挽きを体験しました。ゴロゴロと石臼を回すと,横から挽かれたそば粉が出てきました。ついつい力がスピードが速くなってしまうけど,石臼はゆっくり回すんだよ。

山の楽校のみなさん,今日まで最高に楽しく学習することができました。南郷小学校の校章にもなっている「そば」について,数々の貴重な体験学習をお世話くださり,本当にありがとうございました。


2021/12/16 08:30 | この記事のURL総合的な学習