2020年12月の記事
4年生そば打ち体験
12月2日(水),4年生が山の楽校で,「そば打ち」体験をしてきました。
4年生の「そばづくり」は7月の夏休み直前に種蒔き,10月1日に刈り取り,28日に脱穀と,これまで「そば」の栽培を順番に体験してきました。そしてこの日は自分たちで育てたそばを打って,実際に食べてみるという「最後のお楽しみ」の体験学習です。
最初に「こね鉢」にそば粉を投入。「コップの6割くらいの水を回しかけるよ。」「そしたら,指の腹を使ってそば粉全体に水が行き渡るように混ぜ合わせましょう。」
「残った水の半分を加えて…。」「残りの水を全部入れて…。」という指示に従いながら,そば粉をこねてこねて…お団子状にします。次に,のし板に打ち粉をして,厚さ1㎝くらいの円盤状になるよう少しずつ押しつぶしていきます。
「次は麺棒を使って円盤状のそばを少しずつ押し広げるよ。麺棒を押して,引いて,そばを30度回転させます。」「はい,これを直径が25㎝くらいになるまで繰り返していくよ。」さらに,麺棒に巻きながら少しずつのばしていくと,あら不思議…丸かったはずのそばが,いつのまにか四角になっていました。
「まな板の上に打ち粉をして,そばを4つに折りたたんだら駒板をのせて,麺切り包丁でそばを切りますよ。太さは2㎜が目標です。」
「立ちひざの姿勢で,上からまっすぐ包丁を。包丁をちょっぴり傾けて駒板を2㎜ずらすんだよ…。さあ,うまくできるかな?」「できました~。結構うまくできた。」という声の中,「きしめん?」という声がどこからともなく…。気のせいだったかなぁ?
茹でるのは山の楽校の方々にお願いしました。茹で上がるのを待ち遠しそうにしていた子どもたちは,そばが目の前に出てくるとキラキラと目を輝かせていました。
「いっただっきま~す♡」「すっごくおいしいで~す♡」…あちらこちらから笑顔があふれていました。「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」の,一番おいしいそばの食べ方だもん,そりゃあおいしいよねぇ。ましてや自分たちで一から作ったおそばとなると,これ以上ないお味でしょう?!
「やっべ~。唐辛子入れすぎたぁ~!!」なんて声も聞こえてきたとか,来ないとか…。
さっき給食を食べたばかりのはずなんですが,「おかわりはないんですか?」「もっと食べたいです!」「あと3杯は食べられます!!」等,主に女子から,次々と『まだまだ食べたいんだよアピール』がありました。とっても残念だけど,今日は1人1杯で…何とか勘弁してください。
時間の関係で順番が逆になりましたが,食べ終わった人から石臼を使ったそば挽きを体験しました。ゴロゴロと石臼を回すと,横から挽かれたそば粉が出てきました。一同「おぉ~っ!!」
石臼を引いて,最初に出てきたそばの粉をふるいにかけたものが「一番粉」,ふるいの中に残った粗い粒をもう一度石臼でひいてふるいをかけて,できたそば粉が「二番粉」…などなど,山の楽校の先生からおそばや石臼のお話を教えていただきました。
山の楽校のみなさん,今日まで最高に楽しく学習することができました。数々の貴重な体験をお世話くださり,本当にありがとうございました。
2年:食育学習
今回も西地区給食センターの宮内先生にお越しいただき,「食事のマナー」をテーマに,自分たちの普段の食事の仕方を振り返りながら学習しました。
まずは,1年生の時に見学した給食センターのお仕事についての復習です。スクリーンに映し出される画像を見て,「去年見た!」「大きなしゃもじでお鍋のボールをかき回したよ。」等々,さすが2年生,とても元気な反応です。
続いては「食事のマナー」についての学習です。「正しいマナーは何番でしょうか?」「1番だ~!!」
「じゃあこれは何番かな?」「私は3番だと思います…。」
「1番や2番はどこがいけないのか,説明できる人。」「はい!!」「肘をついて食べているところがだめだと思います。」みんなちゃんと正しいマナーを知っていました。
次はお箸のマナーです。「寄せ箸」「ねぶり箸」「渡し箸」などマナー違反となる箸の使い方を教えてもらったあと,鉛筆を箸に見立てて,人差し指と中指の位置や動かし方を練習しました。
自分でチェックしたら,隣近所のお友達と確かめ合います。「中指はこっちだよ。」「お箸が×になってるよ。」など,なかなかチェックが厳しいようです。そして最後は「振り返り」,自分の普段の食事のマナーを振り返り,これからどんなことに気をつけていくかを記入しました。
今回の2年生の食育学習も,子どもたちが楽しみながら食事のマナーを身につけられるような工夫や,低学年でもわかりやすいようにと配慮された学習になっていました。おうちでも,どんなことを教えてもらったのかなど,話題にしてほしいと思います。
これまで,1年生から6年生にそれぞれのテーマに合わせてご指導いただいた食育学習は,とってもわかりやすく,楽しい学習でした。宮内先生,たいへんありがとうございました。
給食センターの見学
まずは,実際に給食を作っているところを見学させていただきました。
調理場の広さや鍋の大きさ,給食を作っている調理員の数など,子どもたちからは初めて見たこと,初めて知ったことに,素直な驚きの声が上がっていました。
館内には「野菜がどのように育つのか」「八戸の海で採れる魚介類」等,模型やパネルを用いた食材に関する展示コーナーもありました。もちろん1年生はみんな興味津々。
体より大きなひしゃくやしゃもじを使って,給食づくり体験にチャレンジしました。かき混ぜるのも,すくい上げるのも一苦労です。
手洗い実験もやってみました。いつものようにしっかりと手を洗って,紫外線ライトの下に手を入れてみると…。あれあれ…,思っていた以上に洗い残したところが白く光っていました。もっとしっかり手の洗う方法を勉強しないとね。
「八戸西地区給食センターでは70人が給食を作っていること,小中あわせて38校分の給食を作っていることなど,給食に関するたくさんのことをわかりやすく説明していただきました。子どもたちは教えていただいたことを,一生懸命メモしていました。
最後に全員で記念写真を撮りました。
八戸西地区給食センターのみなさん,今日はお忙しい中ありがとうございました。好き嫌いはできるだけしないように頑張りますので,これからもおいしい給食をよろしくお願いします。