4年生そば打ち体験
12月2日(水),4年生が山の楽校で,「そば打ち」体験をしてきました。
4年生の「そばづくり」は7月の夏休み直前に種蒔き,10月1日に刈り取り,28日に脱穀と,これまで「そば」の栽培を順番に体験してきました。そしてこの日は自分たちで育てたそばを打って,実際に食べてみるという「最後のお楽しみ」の体験学習です。
最初に「こね鉢」にそば粉を投入。「コップの6割くらいの水を回しかけるよ。」「そしたら,指の腹を使ってそば粉全体に水が行き渡るように混ぜ合わせましょう。」
「残った水の半分を加えて…。」「残りの水を全部入れて…。」という指示に従いながら,そば粉をこねてこねて…お団子状にします。次に,のし板に打ち粉をして,厚さ1㎝くらいの円盤状になるよう少しずつ押しつぶしていきます。
「次は麺棒を使って円盤状のそばを少しずつ押し広げるよ。麺棒を押して,引いて,そばを30度回転させます。」「はい,これを直径が25㎝くらいになるまで繰り返していくよ。」さらに,麺棒に巻きながら少しずつのばしていくと,あら不思議…丸かったはずのそばが,いつのまにか四角になっていました。
「まな板の上に打ち粉をして,そばを4つに折りたたんだら駒板をのせて,麺切り包丁でそばを切りますよ。太さは2㎜が目標です。」
「立ちひざの姿勢で,上からまっすぐ包丁を。包丁をちょっぴり傾けて駒板を2㎜ずらすんだよ…。さあ,うまくできるかな?」「できました~。結構うまくできた。」という声の中,「きしめん?」という声がどこからともなく…。気のせいだったかなぁ?
茹でるのは山の楽校の方々にお願いしました。茹で上がるのを待ち遠しそうにしていた子どもたちは,そばが目の前に出てくるとキラキラと目を輝かせていました。
「いっただっきま~す♡」「すっごくおいしいで~す♡」…あちらこちらから笑顔があふれていました。「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」の,一番おいしいそばの食べ方だもん,そりゃあおいしいよねぇ。ましてや自分たちで一から作ったおそばとなると,これ以上ないお味でしょう?!
「やっべ~。唐辛子入れすぎたぁ~!!」なんて声も聞こえてきたとか,来ないとか…。
さっき給食を食べたばかりのはずなんですが,「おかわりはないんですか?」「もっと食べたいです!」「あと3杯は食べられます!!」等,主に女子から,次々と『まだまだ食べたいんだよアピール』がありました。とっても残念だけど,今日は1人1杯で…何とか勘弁してください。
時間の関係で順番が逆になりましたが,食べ終わった人から石臼を使ったそば挽きを体験しました。ゴロゴロと石臼を回すと,横から挽かれたそば粉が出てきました。一同「おぉ~っ!!」
石臼を引いて,最初に出てきたそばの粉をふるいにかけたものが「一番粉」,ふるいの中に残った粗い粒をもう一度石臼でひいてふるいをかけて,できたそば粉が「二番粉」…などなど,山の楽校の先生からおそばや石臼のお話を教えていただきました。
山の楽校のみなさん,今日まで最高に楽しく学習することができました。数々の貴重な体験をお世話くださり,本当にありがとうございました。