未来への架け橋講座③(市役所職員)

 11月22日(月) 曇り時々雨
 勤労感謝の日を翌日に控えたこの日、未来への
 架け橋講座通常版第三弾が行われました。
 今回講師を務めてくださるのは、市役所に勤務
 されている本校卒業生髙橋左京さんです。

 就職してからまだ、半年余りの10代の好青年
 です。これまでの講師の方々とは、また違った
 角度、違った距離感でのお話が期待できます。
 なにより、生徒との年齢が近いですから…。

 手元には、びっしりと書かれた原稿があります。
 講師を引き受けるにあたっての責任感の大きさ
 が伝わってきます。しかも内容がきちんと整理
 されているのです。その誠実さに感服です。

 ・仕事の陰に隠された見えにくい喜びの話。
 ・仕事をしていてうれしかったこと。
 ・苦労したこと。
 ・公務員を目指そうとしたきっかけ。
 ・中学生の今、頑張らなければならないこと。
 ・中学生に伝えたいこと。
 などなどが、一つ一つ丁寧に語られていきます。

 真正面から生徒と向き合おうとしている思いが
 伝わってきます。こんな素敵な先輩の話を聞く
 ことのできる生徒たちは本当に幸せです。
 いつか、今いる生徒たちの中からも、きっと、
 将来の未来への架け橋講座の講師が生まれるの
 でしょうね。そう考えると楽しみになります。

 実は、今日の受講希望者が40名を超える人数
 だったため、図書室で講師と対面で聞くチーム
 と、教室でリモートで聞くチームに分けられて
 行われました。その様子が上の写真です。

 最後に、恒例の質問タイムが実施されました。
 素朴な疑問から、職務に突っ込んだ質問まで、
 各種出そろったところで、時間になりました。

 市役所の職員の方々が、どんな思いで市民の
 ために汗を流してくださっているのか。その
 ことに気づくことができた生徒も多かったと
 思います。それもまた、高橋さんが仕事に対
 して誇りを持って取り組んでいる姿が、生徒
 に伝わったからに違いありません。

 高橋さんには、感謝の思いでいっぱいです。
 お忙しい中本当にありがとうございました。

 追伸
 図書室の飾りつけが、クリスマスモードへと
 リニューアルされています。もう、目の前に
 12月が迫っているのですね。
 朝晩が冷え込むようになりました。
 天気予報にも、雪のマークがチラッと出始め
 ています。いよいよ冬入りです。

 おすすめの本のコーナーも、
 気が付けば少しずつ入れ替わっています。
 映画化もされた、「そして、バトンは渡された」
 などは、おすすめのようです。感動的な作品で、
 ハンカチ無しでは読めないようです。
 寄贈された「ぼくざんは行く」という漫画本を
 私も読んでみたのですが、母の愛の強さに危うく
 涙腺が崩壊しそうになりました……。

 
 寒くなりましたから、
 家の中での時間も増えます。
 この冬もまた、
 いろんな本に出会いたいものですね。
2021/11/23 12:10 | この記事のURL

一次救命処置講習会

 11月18日(木) 朝曇り、日中晴れ

 朝晩の冷え込みが厳しくなってまいりました。

 今日は、八戸東消防署小中野分遣所の隊員の方々を
 講師に招き、2年生を対象に救命救急法の講習会が
 薄く光の差し込む、体育館で行われました。

 いよいよ講習会が始まりました。まずは座学です。
 救命のまめ知識として、事故や急病などで呼吸が
 止まってから、脳が生きていられる時間や救急隊
 が通報を受けて駆け付けるまでの平均的時間が、
 「3~4分」「6分」「約7分」「10分」と、
 具体的な時間経過とともに、語られていきます。 
 何かが起こったときに、誰かの命を助けるための
 1分1秒を争う時間間隔に息をのみます。 

 まずは、救命の手順とその理由の説明からです。
 そして、心臓がけいれんを起こしたり止まったり
 して、血液を送り出せない場合に、心臓のポンプ
 機能を代行するために行う「胸骨圧迫」の講習を
 受けます。救急隊員が到着するまでの、とっても
 大事な大事な応急処置です。


 続いてAED(自動体外式除細動器)の講習へと
 続きます。使うのは練習用のものですが、本物と
 大きな違いはありませんから、本格的な実戦練習
 です。音声が流れ、その指示に従ってやっていけ
 ばいいので簡単なように思いますが、一度も練習
 で試したことのない人にとっては、冷静に音声の
 内容を聞き取れるとは限りません。それに、実際
 の現場の緊張感のなかで冷静でいられるとも思え
 ませんから、本当に貴重な経験です。

 一連の講習を終え、生徒に修了証が手渡されます。
 「たかが紙切れ一枚」などとは、決して言えない
 「重み」があります。人の命を救うために必要な
 基本的な技能と知識を、今日我々は確かに学んだ
 のだという実感を伴うからなのでしょう。

 お礼の言葉を代表の生徒が伝えたあと、全員で
 深々と感謝のあいさつで締めくくりました。
 消防隊風に「敬礼」なんてしたら、かっこいい
 だろうな、などと思いながら最後のシャッター
 を切りました。

 消防の方の制服の背中のロゴがカッコいい…。
 「人の命を守ることへの誇り」のようなものを
 背負っている覚悟のようなものを感じさせます。

 「救命処置が必要となる現場に、みなさんが遭遇
 することは、一生に一度あるかないか、だと思い
 ます。しかし、万が一の時に、勇気をもって行動
 に移してほしい…。」
 冒頭、そう語った消防隊の方の言葉が、今でも頭
 から離れません。
 「行動する勇気」と「確かな知識と技術」
 どちらが欠けてもいけないのですね。

 消防隊員の方々、丁寧で熱い指導。
 本日は、本当にありがとうございました。

2021/11/18 07:50 | この記事のURL

臨時全校朝会(ALT紹介)と 大会結果の報告

 11月15日(月) うっすら曇り空、夕晴れ
 
 新しいALTの先生との出会い
 
 今日は、新たな出会いがありました。
 臨時の生徒朝会で本校を担当してくださる新しいALT
 の先生の紹介が行われました。
 7月にお別れした先生に代わって、これまでは男性でし
 たが、これからは女性の先生が担当してくださいます。

 慣れない日本語で、自己紹介をしてくださいました。
 「空手」と「スラムダンク」が好きなようですね。
 さすが、日本の漫画はグローバルです。いとも簡単に、
 国境を越えていきます。

 日本語は、ほとんど話せないそうなのですが、勉強熱心
 で、今日もいくつか覚えていらっしゃいました。
 「ジョー」(※「ジョ」かもしれません。)と、呼んで
 くださいとのことでした。たくさん話しかけて、英語を
 ぺらぺらに話せるようになりましょう。


 最近行われた大会の結果
 
【野球部】
 〇 南部州オータムカップ2021
   令和3年度南部州広域秋季中学生交流軟式野球大会

   2回戦 小中野中 0-4 三沢第一中  惜敗


【バレーボール部】
 〇 八戸市中学校バレーボール霜月大会

  ・男子予選リーグ
   第1試合 小中野中 0-2 湊 中  惜敗
   第2試合 小中野中 0-2 根城中  惜敗

       0勝2敗 予選敗退

  ・女子予選リーグ
   第1試合 小中野中 1-1 第一中  勝利
               ※ポイント数による
   第2試合 小中野中   棄権  白山台中  勝利

       2勝0敗 予選1位通過

  ・決勝トーナメント
          準々決勝   小中野中  2-0 北稜中
     準決勝    小中野中  0-2 三条中
 

      女子バレーボール部 第3位
        優秀選手賞 M・Mさん
 
 女子バレーボール部が上々のスタート。
 結果とともに手ごたえをつかんだようです。


 追伸…。
 ※野球部の試合の写真が手に入りました。


 秋晴れの中、久しぶりに試合ができました。
 この悔しさをバネに、試合ができる喜びを
 かみしめながら、頑張っていこう!
2021/11/15 12:40 | この記事のURL

未来への架け橋講座②

 11月11日(木) 曇天
 未来への架け橋講座の通常版2回目をホームグラウンド
 である図書室で行いました。
 講師を務めてくださるのは、地域にお住まいで、現在は
 「合同会社ふれ愛プラザあおば」で職業指導員として、
 活躍なさっている「向平利晃」さんです。
 
 「ふれ愛プラザあおば」は「就労継続支援B型事業所」
 にあたるらしく、いろいろな障害をお持ちの方を、支援
 している施設だそうです。障害はあるけれど働きたい。
 自分にできることは何かないか。利用される方々の思い
 に応えるかけがえのない仕事です。


 仕事内容は大きく3つに分かれ、簡単に言うと、
  ① 受託作業 … 一般の企業から委託された作業。
  ② お菓子作り … ケーキやシュークリーム作り。
  ③ 商品作成 … オリジナル商品の開発と制作。 
 という内容になるのだとか。

 利用者の方々は、障害によってこれはできるけどこれは
 できない。こういう作業は苦手だけれども、こんな作業
 なら得意である。というように、それぞれ特性をもって
 いる。だから、得意なものを伸ばすことで、苦手なもの
 を補い合えるのだそうです。

 生み出された作品をいくつか紹介してくださいました。
 「万年カレンダー」「流木を使ってのクリスマス飾り」
 「特注サイズのランチョンマット」そして、お店一番の
 ヒット商品だというヒバを使った消臭剤「ひばポンッ」
 などなど、数多くの作品を生み出しているとのこと。
 アイディアがすごいですね。それよりも何よりも…、
 作品を生み出すことへの「思い」に感動です。

 「こういうの作ってくれたらうれしいよね。」という、
 「人々の願いに応えたい」。応えることで「人の役に
 立つことができる」「地域に貢献できる」「人を喜ば
 せることができる」。その思いで取り組んでいるのだ
 という話を聞き、胸が熱くなりました。

 胸に染み入る話が多いのが印象的でした。利用者の方
 との心のつながりと、この仕事に対する誇りにも似た
 使命感からくるものだろうと感じました。


 「職業指導員をしていて、教えることよりも学ぶこと
  の方が多かった」
 「人間は見てきたもの、学んできたものでしかものを
  伝えられない。だから皆さんには、とにかくいろん
  なものに触れてほしい。見聞きしてほしい。経験し
  てほしい。学んでほしい。自分はそう思えるように
  なって、楽しいと思えるようになった。」
 「こういう仕事をしているからこそ、自分たちももっ
  と外に出ていかなければならない。多くの人を受け
  入れなければならない。」
 「町中を、障害を持っている人もそうでない人も、当
  たり前に普通に行き交っている。そういうのとって
  もよくないですか。」
 「春夏秋冬って素敵ですよね。春があるから秋の良さ
  が余計に感じられる。夏があるから、冬には冬の良
  さに余計に感動できる。辛い時があるから、喜びが
  より大きなものになる。」
   「出会いを大切にしてほしい。」

 数々の言葉が胸を打ちました。

 生徒たちも、すっかり聞き入ってしまって、質問タイ
 ムになっても、いつになく放心状態のようでした。
 少し間をおいて一人の生徒の「一日の平均利用者数は
 どれぐらいですか」という質問を皮切りにして、いつ
 もよりもさらに深まりのある質問が相次ぎました。
 
 リーフレットの表紙にある
 「ともに学び ともに笑い そして ともに生きる」
 そんな社会の実現を心から願います。
 そう感じさせてくださる1時間でした。

 
 本当にありがとうございました。

2021/11/11 09:00 | この記事のURL

地域企業と地元大学の見学会

 11月10日(水)曇り時々晴れ一時雨
 
 昨日の大雨で落葉がまた進みました。
 その余韻が残る秋の深まりの中、2年生はコロナ禍で
 失われた職場体験活動の機会を補うチャンスを頂き、
 地元企業と大学で社会見学・体験活動を行いました。

 支援・サポートをしてくださったのが、
 『NPO法人Ren』の皆様です。
 中学生が地域企業や地元大学等の状況や魅力に触れる
 ことができるようにと、様々な連絡調整等を引き受け
 今回の取り組みをコーディネートしてくださいました。

 ありがとうございました。

 朝の出発の様子です。
 前に四人並んでいらっしゃるのが、本日帯同してくだ
 さることになった『NPO法人Ren』の方々です。

 学年主任のお話、校長先生のお話のあと、元気よく
 「いってきます!」の声を残して出発しました。
 
 2台のバスに分かれ、午前の見学地へ向けて出発。
 A班は「八戸液化ガス株式会社」へ
 B班は「旭光通信システム株式会社」へ
 それぞれの見学先へ移動します。

【八戸液化ガスグループの様子】


 給湯器の深層部にある部品を、解体して探す作業を
 生徒が挑戦。しかも競争。コナ中生なら間違いなく
 確実にそして絶対に燃えるイベントですね…。
 他にも、消火実験、配管修理などなど様々な活動を
 させてくれたり、見せてくれたり、とにかく物凄い
 力の入れようだったとか…。

【旭光通信システムグループの様子】


 初めて耳にする社名の生徒も多かったはずですが、
 聞くところによると、日本の高速道路で使われて
 いるあるシステムのうち、6割のシェアを占める
 超がつく程の優良企業なのだとか。そんな会社が
 身近にあったんですね。

 午前の部を終えて、一行は一路八戸工業大学へ…。
 着いたらまずは、大学の学生食堂でお昼ごはん…。
 ちょっとした大学生気分を満喫し、いよいよ見学。
 2班に分かれて、構造棟見学・ロボット実験見学、
 感性デザイン学科でパッケージデザイン作成体験、
 などなど貴重な体験をしてきました。

【八戸工業大学の見学の様子】


 子供たちは、実際に牛乳パックのパッケージ作りに
 挑戦してみたり、コンクリートの強度を測る実験を
 見学したり、ロボットのプログラミングについての
 説明を受け、スマホに音声で指示を出して、実際に
 ロボットを操作してみたりなど、数々の体験をする
 ことができました。今は地球の裏側からでも、音声
 だけでロボットを操作することができるのだとか。
 科学技術の進歩は目覚ましいですね。

 充実の見学や体験を終え、学校へと向かいます。
 15時20分過ぎに到着した頃に、雨がパラパラと
 降り始め、帰校式は体育館に変更になりました。
 帰ってきた生徒の中には、「キクラゲ」をお土産に
 いただいてきた生徒、約半数。ご満悦の表情です。

 『NPO法人Ren』の方々に感謝の言葉を伝え、
 法人の方からは、この活動に込めた願いが語られま
 した。最後に、学年主任から「グッジョブはやれな
 かったけれど、実際に、社会や外の世界を体験する
 ことができて、本当に良かった…。」というお話が
 ありました。言葉に実感がこもっていました。
 
 貴重な経験ができました。
 協力してくださった、Renの皆様、各企業の方々、
 大学の先生方や学生の皆様に、心から感謝感謝です。

2021/11/10 14:10 | この記事のURL

いのちを育む教育後援会

 11月9日(火)雨空

 雨模様というには、朝からぱらぱらと雨が落ちています
 から、雨空と言ったほうがふさわしい薄暗い空です。
 そんな日でも元気なコナ中男子には関係ないのでしょう
 今日の昼休みも校庭から元気な声が響いています。
 雨雲を吹き飛ばしそうな勢いですが、さすがに今日の雲
 ばかりは吹き飛ばせそうにありませんね。おやつ時から
 降り始めた雨は、宵の口には本降りになりそうです。

 今日は、「いのちを育む教育講演会」が行われました。
 
 講師:後藤高志 氏(すわクリニック産婦人科医)
 演題:『思春期のこころとからだ
        ~いのちとからだの大切さ~』


 50分足らずの短い時間ではありましたが、けっこうな
 早口で相当な枚数のスライドを使い、途中にユーモアも
 交えながら、丁寧に性をとりまく様々な問題点や危険性
 について、真摯に話してくださいました。
 以前もお話を聞いたことがありますが、確かその時には
 「今のうちは手をつなぐ程度にしておいた方がいい」
 ということをおっしゃっていたのを覚えています。その
 考えには私も賛同します。人を好きになるのは尊いこと
 です。人を好きななることで、自分を磨くことができる
 ならそれに越したことはありません。生徒の皆さんには、
 本物の「いい男といい女」になってほしいですから。

 優しいしゃべり口でしたが、最後に見せてくださった、
 ドキッとさせられるような写真に後藤先生の込めた強い
 メッセージを感じました。
 「命の重さを伝えたい!」
 それが、後藤先生の熱い思いであり願いなのでしょう。
 性の問題は確かに相手を大切に思う気持ちの問題ですが
 恋愛の問題以上に命の問題であることを、我々は決して
 忘れてはいけませんね。
 大人になってから、本当に大好きな人と! です。
 軽はずみな行動は、絶対にいけませんね!

 生徒を代表して生徒会役員のSさんがお礼を述べました。
 そして、全員で元気な挨拶をして講演会を終えました。


2021/11/09 12:10 | この記事のURL

第2回生徒総会

 11月8日(月) 

 今日も秋晴れです。朝晩は冷えますが、日中は
 穏やかな日差しが降り注いでいました。
 昼休みは、校庭に元気な声が響いています。

 午後は第2回目の生徒総会が行われました。
 2回目は前期活動反省と後期活動計画が一度に
 話し合われますから、少し時間がかかります。

 議長が選出され、議事進行が始まります。

 【1号議案】
   生徒会本部の前期活動反省及び後期活動計画

 
 【2号議案】
 各常任委員会の前期活動反省・後期活動計画

 8つある常任委員会の委員長が前期の反省と
 後期の活動計画を発表しました。

 3学プロの活動目標は前期を踏襲し、
 「Bridge~努力も積もれば照る橋となる~」
 2学プロは活動目標は踏襲しながらも、
 重点事項にスローガン性の色濃い言葉を採用し、
 「Change & Up」を掲げたうえでの具体目標。
 1学プロは目標を具体的堅実路線で攻めながら、
 12月の活動計画にある、「家キャン」という
 とても目を引くキャッチ―なキャンペーン実施
 するとのこと。(家でやろうキャンペーン)
 らしいのですが、「ユーキャン」と重なる
 「CAN」という響きに、
 「自分たちはやればできるんだ!」という願い
 のようなものを勝手に感じて、
 こういうのいいなあと感心していました。
 
 さて、各委員会への質問の様子です。
 図書委員会へ質問や意見・要望が殺到しました。
 もちろん、ほかの委員会へも多数の質問や要望が。
 感心したのは、発言者が学校生活の課題や問題点
 を示した上で、意見や要望として発言するケース
 が多かったことでしょうか。感心しました。


  【3号議案】
  ・全校あいさつ運動について
  ・いじめ根絶について
  ・思いやり提言について
  ・万引きしま宣言について


 時間短縮と感染予防のために、宣言等の唱和は
 自粛です。以上で議事は終了しました。

 議長団が解任され、議事録が読み上げられます。


 ここまでが第1部でした。続いて…
 第2部へと続きます。全校での話し合いです。

 『自分たちの生活を自分たちの力で改善していく』
 そんな生徒会を目指しての取組です。
 
 アンケートの集計結果からテーマが発表されました。
 この後の話し合いの隊形が、場所のレイアウトの形で
 スクリーンに映し出されて示されます。

 今年度、全校で話し合うテーマは……。

 「時間厳守について」

 なかなかお堅いテーマです。
 リーダー役の人が先に移動し、目印となります。
 その後、一斉に全校が移動しました。なかなか
 スムーズに進みます。その様子がこちらです。

 グループを作ったら、早速話し合いです。
 テーマに関する学校生活の中で見られる課題と、
 課題克服のための取組について15分間ほどの
 話し合いの時間がもたれました。

 4~5人の班員が車座になり意見を交わします。
 班長役の人が、ワークシートにまとめていきます。
 あっという間に15分が過ぎていきます。

 発表です。29班ある班の代表が話し合った内容を 
 次々と発表していきます。全部の班が発表を終えた
 ところでタイムアップ。今日の話し合いの結果は、
 生徒会本部が集計し、生徒会だよりなどを通して
 後日全校生徒に伝えるとのこと。楽しみですね。

 最後に、校長先生が今日の話合いの様子を
 総括してくださいました。話し方、聴き方、
 それぞれとてもよかった。寝ている人など
 いないのはもちろんのこと、メモをとって
 総会に参加している生徒の姿まであった。
 図書委員への質問等が多かったが、それは、
 図書室への関心の高さの表れだ。どんどん
 利用してほしい…、などなどたくさん褒めて
 くださいました。うれしいですね。

 2時間にわたる話合い活動も終わり、全員で
 ビシッと美しい挨拶で締めくくりました。


 窓の外の公園は、地面がすっかり落ち葉に覆われ
 オレンジ色の絨毯が敷きつめられているようです。

 日に日に、冬が近づいているのを感じます。
 明日は、いよいよストーブの試運転を行います。

2021/11/08 13:10 | この記事のURL

3学年親子進路説明会を「聴く」「菊」

 11月5日(金)
 
 陽差しはありますが、雨雲もまた広く空を覆っています。
 桜やナナカマドの赤く色づいた葉はほとんど落ちました。
 イチョウの黄色い葉だけが、今も色濃く茂っています。

 今日は午後から3年生の親子進路説明会が行われました。
 
 近年、学科の再編や統廃合で変化が目まぐるしいですね。
 近い所では、五戸高校の閉校式の記事が新聞に掲載されて
 いました。千葉学園高校も来年度の生徒募集から総合ビジ
 ネス科が普通科に学科変更されるようです。工大二高も、
 わかりやすく3つのコースに整理されました。工大一高も
 入学時は一括募集で、進級と共に細分化されていきます。

 説明会では、最新の高等学校の募集人員の説明から始まり
 青森県立高校、及び国立高専や私立高校についての細かな
 入試要項の説明が行われました。

 そして、受験校決定までの流れ、受験校決定から入試まで
 の流れが示され、最後に手続等に関して話がありました。

 それでは、本日の様子です。
 準備の様子と保護者の方々の入場の時の様子です。体育館
 の入り口には、新しい顔認証型のデジタルサーモセンサー
 が設置されていて、一人一人にあいさつ代わりのように、
 「正常範囲内です」「正常範囲内です」と、繰返し繰返し
 保護者の方一人一人にお知らせしています。おかげで…、
 入口に、きれいな人の列が自然にでき上がりました…。


 入場も完了し、いよいよ始まります。


 保護者も生徒も真剣にS主任の言葉に耳を傾け、
 資料に目を落としながら、聞き入っています。


 群分け方式の選抜方法の説明でしょうか。学力検査と
 調査書の点数がグラフ化されて映し出されています。
 もっとも気になるところかもしれませんね。

 
 受験もいよいよ本格的にシーズンインですね。
 プロ野球でいうなら、今日が開幕試合のプレーボール。
 マラソンなら、一斉スタートの号砲がなったところ。
 私はそう考えています。受験当日なんて、プロ野球に
 たとえるなら、135試合あるシーズンの最後の5試合
 程度のものです。マラソンでいうなら、40kmを過ぎ
 最後に国立競技場に戻ってきたぐらいのものです。
 そこに至るまでの全てが受験本番です。真剣勝負です。
 受験当日までのレースで、大体の勝負はついていると、
 考えた方がいいのです。それでも、終盤までもつれる
 戦いもあります。予選突破ラインぎりぎりを走る選手
 もいれば、クライマックスシリーズ進出を、ぎりぎり
 まで何チームかで争うこともあるのですから。

 野球や陸上の例えはわかりずらいかもしれませんね。
 
 進路説明会が始まるころから、
 雨雲が広がっていた空が、急に明るくなってきました。
 いつの間にか、秋晴れです。お隣にある公園の景色も、
 すっかり秋の深まりを感じさせますね。


 さらに、空が青さを増しましてきました。
 自衛隊の飛行機が、轟音を立てて通り過ぎていきます。


 八戸の秋を彩るのはやっぱり「菊」ですね。
 校長室の前には学校の外に咲いている菊が、
 きれいに生けられています。
 そして、玄関には……、

 玄関入り口にも見事な菊が並んでいます。これは予備
 として、技術のJMJ先生が栽培したものだとか…。

 実は昨日まで、もっと色とりどりの菊がズラリと…。 

 技術の時間に栽培した見事な菊の花が、下足箱の上に
 並んでいます。きっと、持ち帰られる前のものですね。
 
 みんな、大きく立派な花を咲かせています。

 3年生も受験と向き合うその先で、この菊に負けない
 ほどの大輪の花を咲かせてくれるに違いありません。

 ガンバレ3年生。
2021/11/05 14:00 | この記事のURL

後期認証式

 11月4日(木) 天候…秋晴れ

 朝から体育館に差し込む朝日がきれいです。

 さて、係や学級役員・委員会・生徒会執行部の活動は
 後期に変わって、すでに動き始めていますが、本日は
 正式に、認証書が校長先生から交付される日です。

 各学級の正副室長と書記、各委員会の委員長の名前が、
 前生徒会長から読み上げられます。
 新しいリーダーたちは、元気な返事でそれに答えます。
 生徒会担当の先生や学年主任の先生に呼名されるのも、
 ちょっと厳かな感じがしていいのですが、前生徒会長が
 呼名をするスタイルというのもまた、バトンが渡される
 感じがして、これもまたいい雰囲気です。伝統ですね。

 代表者が登壇し、校長先生から認証書が手渡されます。
 受け取った生徒は認証書を胸に掲げ、ステージの前面へ
 一人ずつ並んでいきます。とても誇らしげです。
 全員揃ったころで、深々と一礼。…、かっこいい。

 最後に校長先生から激励の言葉をいただき、晴れて認証
 されました。これからの活躍に期待が高まります。

 来週の月曜日には、早速生徒総会が開かれます。
 どんな活動を計画してくるのか楽しみです。

2021/11/04 09:40 | この記事のURL

未来への架け橋講座(拡大版)

 11月1日(月)… 昼下がり

 今日は未来への架け橋講座を拡大版で行いました。
 講師を務めてくださったのは、本校卒業生ではなく
 お隣の中学校を卒業された武術太極拳の現役の選手
 でもあり、パフォーマーでもあり、指導者でもある
 『小田桐咲さん』というエネルギッシュな方でした。
 隣に立っているのは、講演のアシスタントを務める
 Kさんです。仲の良いご友人のようです。

 講演会のスタートは、生徒の前に大きなスペースが
 作られました。演舞を披露してくれるとのことです。
 武術太極拳。カンフーと言えばわかるでしょうか。
 小田桐さんが言うことには、最近の漫画でいうなら
 「キングダム」の中の世界観が一番近いとか…。
 我々の世代であれば「ブルース・リー」の世界です。
 比較的最近では「ジャッキー・チェン」の世界です。
 ところが、なんとなんと、今の生徒たちにとっては
 生まれる前の世界だとのこと。腰が抜けそうです…。

 演舞の様子です。カッコいいですね。いや、どちら
 かというと、「美しい」という形容詞の方が似合い
 そうですね。動きのしなやかさ、柔軟性、スピード、
 流れるような技の切れ、そして身のこなし、瞬発力、
 全日本チャンピオンの称号は伊達ではありません。

 小田桐さんからレクチャーを受けた「キメ」のところ
 で拍手が起こります。初めは、そのタイミングがわか
 らずに戸惑っていた生徒たちも、だんだん慣れてきま
 した。さすが、順応性とノリの抜群なコナ中生です。

 演舞が終わり、本題のお話に入りました。演題は、
 『点と線』です。この演題を耳にした、校長先生と
 JMJ先生は「松本清張か?」と口を揃えてました。
 松本清張は自身初となる長編推理小説「点と線」で、
 大ブレークを果たし清張ブームを巻き起こしました。
 小田桐さんにも、大ブレークの予感がします。

 まずは、ご自分の自己紹介です。
 スクリーンに顔と経歴が映し出されます。「あれ?」
 綺麗な女性の写真です。もちろんご本人も素敵な方
 なのですが、ちょっと違うような気もします…。
 写真の女性は「武井咲」さんでした。「咲」つながり
 のようです。「ネタ」だったんですね。

 小さいころ中国で育ったことがきっかけで始める
 ことになった武術太極拳のことや、中学校時代の
 エピソード、生徒と同じぐらいだった頃の自分の
 生活の様子などをサア~ッと語り、いよいよ本題。

 スクリーンの中の2軸のグラフに、一つ目の「点」
 が打たれます。それは、大学受験の失敗でした。
 そして二つ目の「点」台湾留学。そこで目にした、
 自分と同じ世代を生きる大学生たちの国政選挙に
 対する「熱」。肌で感じた「帰属意識」と「アイ
 デンティティ―」。次なる「点」は、フィリピン
 へのインターンシップでの体験でした。そこでは
 スモーキーマウンテンで暮らす、貧しい生活の中
 で見せる「子供たちの満面の笑顔」を目にします。
 「本当の幸せって何だろう」
 「本当の豊かさって何だろう」
 胸の内に芽生えた消えない疑問……。疑問が消え
 ないまま就職した自分の中で大きくなる葛藤…。
 グラフには次々と点が打たれていきます。

 さらに「点」が次々と打たれ、「点」と「点」
 がジグザグの「線」で結ばれます。

 最後に、「stay hungry, stay foolish」という
   スティーブ・ジョブズの言葉が紹介されました。
 「貪欲であれ、愚か者であれ」という意味に翻訳
 されます。私も好きな言葉です。私は後者の方を
 勝手に「がむしゃら」とか「ひたむき」と解釈し
 ています。もちろん「愚かしいほどに」ですが。

 スティーブ・ジョブズは、有名なスピーチの中で
 「将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎ合
 わせることはできません。できるのは後からつな
 ぎ合わせることだけです。だから我々は今やって
 いることがいずれ人生のどこかでつながって実を
 結ぶだろうと信じるしかない。」
 と語っています。

 今日のグラフの中にはありませんでしたが、
 小田桐さんは、人生のどこかでこの言葉と出会い
 そこに「点」を打ってきたのだ。そう感じました。
 私も、久しぶりにジョブズのスピーチを読み返し
 てみました。
 
 話は若干さかのぼりますが…、
 「点と線」は松本清張ではなく、スティーブ・
 ジョブズだったんですね。

 生徒からもいくつか質問だ出されました。
 「今までで一番うれしかったこと」
 「自分のモチベーションをどうやってあげるか」
 「両立するうえで大切なこと」
 「勉強してきてよかったこと」
 最後に、生徒を代表して新生徒会役員の1年生
 M君がデビューを飾り感謝の言葉を述べました。
 
 追伸

 講演会が始まる50分前です。
 黙々と体育館で体を動かす人物の姿がありました。
 小田桐咲さんです。最高の演舞を見せるために、
 息を切らし、汗だくになりながら、
 ひたすら、リハーサルに挑んでいました。

 見えないところでの生きる姿勢。見せない努力。
 学ぶべきところがたくさんあります。
 
 小田桐さん、本当にありがとうございました。

2021/11/01 17:00 | この記事のURL
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