2024年2月の記事

希望式【後編】

 2月29日(木) 概ね晴れ

 さて、後編です。
 生徒代表作文まで終えたところで、
 雰囲気をがらりと変え、パフォーマンスタイムとなります。
 ステージひな壇から、生徒がフロアに移動を始めました。
 隊形移動PART2となります。

 音楽が鳴り始めます。
 『ツバメ』(YOASOBI)です。
テーマ看板にも「ツバメ」が描かれています。


 とってもかわいいダンスです。
 しかし、ところどころでキレのある動きもあります。
 「キレ」だけではなく「キメ」もあり、楽しそうです。
 雪かきで疲れ果てた心も体も、癒される思いがします。

「 同じ空の下で  僕らは色とりどりの命と
 この場所で共に生きている…」
「僕らは求めるものも 描いている未来も違うけれど」
 手と手を取り合えたなら取り合えたなら
 きっと笑いあえる日がくるから…」
 「こんなふうに世界中が ささやかな愛で溢れたなら
 何かがほら変わるはずさ 同じ空の下いつかきっと
 それが小さな僕の大きな夢…」
  熱唱しながら、全力で踊る姿がとっても爽やかです。
  素敵な言葉のかけらが、散りばめられています。

 最後に、礼をきっちりそろえて、
 また、ステージのひな壇へと戻っていきます。

 会場に、再び静寂が訪れました。
 保護者の方からの激励とお祝いの御挨拶です。
 この1年間の取組と式典の様子から、感じた成長を
 励ましの言葉と共に優しくお話くださいました。

 続いて、校長先生からのお話です。
「すごく温かい気持ちになれる希望式でした。」
 と語り始めたお話の中で、とても印象的だったのが、
「ツバメ」のことに触れたとことでしょうか、

「燕という鳥はいつも決まったところに巣を作る
 そして、巣を作ったおうちはずうっと繁栄する
 暖かくて豊かなうちになる、と昔から言われている」
 生徒がこの歌を選んで、テーマ看板にツバメの絵を
 描き込んだことは、偶然だったのかもしれません。
 その偶然が、必然に変わった瞬間だった気がします。

 最後に校歌を歌います。
 1年生が立ち上がり、前奏が流れ始めると、
 自然に参観していた2年生も立ち上がり、
 力を合わせて校歌を斉唱しました。
 来年度、力を合わせてコナ中を支える生徒たちです。

 謝辞と共に、最後に礼をして式を終えました。
 素敵な式でした。とってもあたたかかった…。


 式を終えた1年生の生徒たちの記念撮影の様子です。
 達成感と安堵感に包まれていて、いい雰囲気です。
 
 また一つ、大切な思い出を刻むことができました。
 学校だからこそ残せる感動に、また出会えました。
 
 本当にお疲れさまでした。

 テーマ看板に描かれたひまわりのような花は、
 『ガイラルディア』なのだそうです。
 花言葉は「団結」や「協力」。
 前向きな決意とエネルギーを感じる素敵な花です。
 




2024/02/29 19:50 | この記事のURL

希望式【前編】

 令和6年2月29日(木) 概ね晴れ

 一昨日の大雪の傷跡が色濃く、水を多く含んだ重い雪で
 松の木の枝が、ところどころ折られています。
 校舎の周囲にも、溶け切らない雪が大量に残されていて、
 本日晴れの舞台を迎える1年生の保護者の皆様と
 明日晴れの舞台を迎える2年生の保護者の皆様に、
 駐車場が利用できなくなり、多大な迷惑をかけることと
 なってしまいました。 

 今年は、4年に一度の閏好き閏月。
 今日は、229(にんにく)の日なのだそうです。
 朝の報道部のアナウンスで知ったニュースです。

 足元はあまりよくありませんが、空は概ね晴れています。
 雲は多めですが、昼になるにつれて青空が広がりました。

 希望式を後に控えた体育館が、静かにその時を待ちます。


 この後、この会場に主役と観客が揃うことによって、
 まるで命を吹き込まれたように、一気に熱を帯びました。

 準備も整い、いよいよ始まります。
 プロローグのオープニングムービーです。
 世界に一つだけの花のBGMに重ねて、
 映像にナレーションがかぶせられます。
この1年間の歩みをみんなで振り返ります。
懐かしい日々です。確かな大切な思い出です。



 最後に、希望式のタイトルが現れ、
 生徒が一斉に隊形移動を始めました。

 開式宣言に添えて、学年スローガンに込めた思い
 そして、テーマ看板に込めた思いが説明されました。
 「協挑」という造語と、花言葉との関係性が
 とても素敵でしたね。願いがしっかりしていれば、
 言葉には、必ず『命』が吹き込まれます。

 そして、一人一人のメインイベントとなる
 個人希望宣言です。色紙を胸の前に掲げ、
 進級するにあたっての目標を高らかに宣言しました。

みんなから信頼される先輩になる。
目標に向かって努力する。
協調性をもって学校生活を送る。
気配りができる先輩になる。

 周りを見れる先輩になる。
 何事も恐れない先輩になる。
 努力し続ける2年生になる。
 面白い先輩になる。
 思い思いの、自分らしい、世界に一つだけの目標が
 丁寧な言葉で、大きな声で、堂々と発せられました。

 一人一人の宣言が終わり、
 続けざまに、学年スローガンの唱和です。
『協挑~仲間との絆、切り拓く道~』
「一 私たちは仲間と協力し、思いやりのある行動をします」
「一 私たちは限界を決めず、何事にも挑み続けます」
「一 私たちは夢に向かって、学び続けます」
 迫力のある、立派な宣言でした。

 そして、生徒代表作文へと続きます。
 代表は、各クラス男女1名ずつの4人です。
 1人目のH君は3つ。「言葉」「行動」「整理整頓」について、
 2人目のSさんは2つ。「勉強」「部活動」について、
 3人目のY君は3つ。「勉強」「読書」「部活動」について、
 4人目のTさんは、「気配り」「部活動」「勉強」について、
 2年生になったらがん頑張りたいことを述べました。

 とりあえず、前編はここまでです。
 後編は、学年パフォーマンスからとなります。

 つづく……。
 

2024/02/29 18:40 | この記事のURL

生徒朝会改めオンライン生徒集会

 2月27日(火) 雪

 朝、目覚めると一面のドカ雪に見舞われていました。
 御近所さんは、すでに戦闘モードで大雪と戦っています。

 学校もまた、雪片付けで朝から大わらわでした。
 登校した生徒が次から次に、雪方付けに参戦したものの、
 今日の雪は、手ごわさが3段階ぐらい上をいっています。
 
 というわけで、予定されていた生徒朝会は中止となり、
 規模を縮小し、昼前にオンラインで開催されることに…。

 まずは、賞状伝達です。
 3年生が参加する全校集会はこれが最後になる予定です。
 絶好のチャンスですから、逃すわけにはいきません。
 受賞者は会議室、その他の生徒は教室で視聴しました。

 賞状伝達の後は、生活委員会からの発表。
 そして、生徒会執行部の発表へと続きます。 

 生徒会企画は、「ザ・クイズ大会」
 受験に向けて頑張る3年生のため、
 もうすぐ卒業を迎える3年生のため、
 3年生を題材にしたクイズ大会が行われました。

 全員画面の前で立ち上がり、三拓問題に答えていきます。
 ハズレたら座るルール。誰が最後まで生き残れるか。
 サバイバル形式で行われました。
 でも、みんな教室にいるので、ハズレて座ってからでも、
 果敢にクイズに答えて、目いっぱい楽しんでいます。
 3年生が、一番楽しんでいたように見えました。

 まるで、家のリビングでくつろぎながらテレビを
 見ているような、アットホームな感じがいいですね。

 雨ニモマケズ、風ニモマケズ、
 突然ノ 大雪ニモマケヌ
 丈夫ナ心ヲモチ
 
 街二ドカ雪ガフレバ 学校二イッテ
 マッサキニ 雪カキヲテツダウ

 ソウイウコナ中生ガ ワタシハスキデス


2024/02/27 16:10 | この記事のURL

第3回地域学校連携協議会

 令和6年2月15日(木) 曇り夕方から雪が…

 今年度も、諸々、振り返りの時期となりました。
 この日は、小学校中学校合同で小中野地区での
 第3回地域学校連携協議会が行われました。 
  
 20名あまりの委員の方にお集まりいただき、
 1年間の各学校の活動について、
 それぞれの校長先生から、また
 それぞれの地域密着型教育コーディネーターから
 取り組みの概要と成果について報告されました。

 委員の皆様それぞれから、前向きなご意見や
 励ましの言葉を数多くいただきました。

 来年度からは、
 八戸市も「コミュニティ・スクール」導入となります。
 現在まで培ってきた地域密着型教育の取り組みと
 大きく変わるものではありませんが、
 今後とも学校・家庭・地域がよりいっそう連携協働し、
 子どもたちにとって、よりよい教育環境と支援体制を
 構築し、故郷に誇りと愛着をもてるよう、
 また、地域づくり・まちづくりに貢献できるよう
 取り組んでまいりたいと思います。

 今後とも、よろしくお願いいたします。


2024/02/22 08:30 | この記事のURL

昼の読み聞かせ(図書委員会)PART1

 2月6日(火) くもり

 今日は、風呂の日だそうです。
 報道部プレゼンツ、朝の放送で紹介していました。
 本校報道部員は、朝・昼と様々な情報を提供して
 くれますが、これがなかなかいいんです。
 ときに笑えて、ときに驚かされて、
 そして、ときにほっこりさせられて、
 この日常の小さな積み重ねが、とっても素敵です。

 さて、今日は昼休みの時間を利用して、
 読み聞かせの会パート1の日でした。
 今回は、その特別バージョンです。その中身は…、

 ジャジャーン。ALTのブラッドさんをゲストに
 招いての、英語での読み聞かせ会です。もちろん、
 和訳付き。ナレーションを図書委員が務めました。

 その様子が、⇩⇩⇩ です。



 本日の読み聞かせで暑かったのは
 「がまくんとかえるくん」の物語の一節です。
 やっぱり…、
 リアルなイングリッシュのスピーキングは
 リアリティーがベーリーディファレントですね。

 また来週も、2回目があるそうです。
 楽しみです。
 

2024/02/06 15:20 | この記事のURL

全校朝会(2月)

 2月5日(月) 曇り

 わずかに青空がのぞいていますが、くもりぎみの空です。
 1月の後半よりも、少し冷え込みが厳しい気がします。
 暦の上では昨日「立春」を迎え、寒さも峠を越えて、
 春の気配が感じられる頃のはずですが、どうやら、
 それは、もう少し先のようです。

 今朝は、全校朝会でした。

 まずは、冬休みから先週までの表彰を行います。

 受賞は次の通りでした。
・八戸市三戸郡中学校新春バレーボール大会 
           男子第2位  優秀選手賞1名 
           女子第3位  優秀選手賞1名
・八戸市中学校安協ソフトテニス選手権インドア大会
              女子個人第5位 1ペア
・八戸市卓球選手権大会 中学生男子シングルス
                   第5位 1名 
・青森県管楽器ソロコンテスト 中学生の部  銀賞  1名        

 続いて、校長先生のお話です。

 校長先生からは、
 まず、小中野地区民生委員児童委員協議会より御寄贈
 いただいたパネルの紹介でした。以前、デーリー東北
 新聞「私たちの校歌」欄で紹介されたものを、大きく
 引き延ばしてパネルにしてくださったものです。
 校歌や学校紹介は小中野小学校のものですが、本校の
 大部分の生徒が小中野小の卒業生ですから、おそらく
 懐かしさで、癒されることでしょう。
 そして、「今月の本」の紹介です。今回紹介してくだ
 さったのは、『990円のジーンズが作られるのはなぜ?』
 (長田華子著 合同出版)でした。
 話された言葉を断片的にひろってみると、
 「世界はつながっている」「安いのには理由がある」
 「身の回りの多くのものはものは世界とつながっている」
 「人と関わるから、辛いことも楽しいこともある」
 「生きているということ」「チョコレートだって…」
 察するに、本の中身はちょっと重い感じもします。
 最後に、明日私立受験に向かう3年生と留守番をする
 3年生、それに1・2年生に向けて「受験は団体戦」
 というお話で締めくくられました。

 続いて、生徒会執行部からの発表です。
 内容は、来年度の来年度の生徒会テーマの募集です。
 新年度に向けた動きが始まるのですね。
 終わりと始まりはかさ重なりも、とても大切です。


 最後は、
 サプライズチックに受験生応援セレモニーです。
 1年生と2年生から、贈り物がそれぞれありました。
 そして、エールです。
 偶然、この時だけ、陽が差し込み3年生を照らしました。
 これは「吉兆」に違いありません。

 空模様や世界を包む大気の流れからは、
 まだまだ春は遠い感じがしていましたが、
 今朝の集いの様子からは、「節目」としての「春」を
 感じずにはいられませんでした。

 耳をすますと、春の足音が聞こえてくる。
 そんな思いに包まれました。


2024/02/05 15:40 | この記事のURL

未来への架け橋講座⑤(中ペン)

 2月2日(金) 晴れ ※夕日が本当にきれいでした。

 2月に足を踏み入れました。
 2が二つ並びました。この日は夫婦の日だそうです。
 ニンニンと読んで、忍者の日というのもありかなと、
 ちょっと思ったりもします。忍者好きとしては…。

 さて、本校では本日夕刻、本年度最終回となる
 第5回未来への架け橋講座が行われました。
 今回講師を務めてくださるのは、
 中ペン塗装店代表取締役の、中村知行さんです。 

 夕日が煌々と図書室に差し込んでいました。

 未来への架け橋講座の仕掛け人である、本校の
 地域密着型教育コーディネーターのNさんの
 講師の紹介から今日も始まりました。

 お話が始まります。まずは、中ペン塗装店の歴史です。
 なんと創業が大正13年4月7日。昨年の同日をもち、
 100周年を迎えたとのこと。「え~。」という喚声
 が沸き起こります。本日1回目です。

 そして、御自身の幼少期へと話題は移ります。
 地元の方で、小中野幼稚園・小中野小学校と進学し、
 中学校は岩手の田野畑中に進んだので、実はコナ中
 の校舎に入るのはkこれが人生初だとか…。
 田野畑中に進学した経緯もまた、驚きです。
 田野畑中学校の寄宿舎が、早稲田大学の研究室と
 建築会社が共同で研究・施工した美しいモダン・
 ムーブメントのたてもの建物らしく、建築に興味の
 深かった父親の影響で、そんな建物で実際に暮らして
 みたいとなんとなく思って実行に移したらしいのです。
 決断というか、感性というか、行動力というか、
 すごいですね。生徒たちは、その決断の凄さよりも、
 寄宿舎の生活「起床・就寝・食事・清掃・勉強など…」
 の規則正しい生活の方に驚いていました。
 特に「テレビ1時間」のくだりではこの日最大の
 「え~え!~」という喚声が上がっていました。
 その寄宿舎の写真を見せてくれているのが⇩⇩⇩です。

 それから、塗装について専門的な知識の入門編的な
 お話をしてくださいました。これがとってもわかり
 やすくて、知的好奇心を刺激します。
 まずは、塗装の目的は四つあるということ。
 それは「保護」「美観」「機能性」「識別」でああり、
 それぞれ、具体的に丁寧に説明してくださいます。
 船の底の底塗料は藻やフジツボがくっつかないように
 海水に溶ける塗料が誓われているとか、
 ステルス戦闘機の表面も「レーダー吸収塗料」だとか。

 塗料の歴史の話も興味深かったですね。
 「塗料が使われ始めたのは何年ぐらい前からか?」
 との問いかけに、生徒の予想は「100年」とか
 「200年」というものでしたが、正解はなんと、
 「9000年前」という驚きの数字でした。
 ここでも、「え~~~。」という声が上がりました。
 塗料の起源は「うるし」なんだそうです。
 もはや『世界一受けたい授業』状態です。


 その他にも、「建物塗装」「金属塗装」「木工塗装」
 「路面標示塗装」などの塗装箇所のことや、「噴霧
 「ハケローラー」「エアスプレー」「エアレススプレー」
 などの施工方法のこと、そのすべてにそれぞれ資格が
 あるということ。そして調色のこと。
 本当に塗装の奥深さを実感する時間となりました。

 あ、そうそう、今日一番の喚声場面を思い出しました。
 寮生活でのお風呂の回数のくだりでした。
 「お風呂は2日に1回です。」のときの反応が、
 「え~~~~~~~~~~!!!!」でしたね。

 12歳の決断。何十年も作品として残る仕事への達成感
 毎日のように新しいもの新しい方法が生まれ
 20年以上も続けてきた今でも、日々の努力と研鑚が
 厳しく要求される仕事の苦労とやりがいと誇り…。
 若いうちはいろんなことに興味をもって経験してほしい
 そう語る最後に中村さんが残してくださった、
 「失敗を恐れず何事にも挑戦する。それが若者の特権」
 という言葉が、まっすぐに心に響いてきました。

 最後に、生徒を代表してY君がお礼の言葉を述べ、
 本日の講演会は幕を閉じました。

 生徒たちからは
・塗装は身近なところでたくさん使われており、塗装のおか
 げでいつもの生活が安全に暮らせているのだと知った。
・塗装にはいろいろな種類があり、水をはじくものや磁石が
 くっつく壁などいろいろな工夫がされていると知った。
・塗装の起源が9000年前と知り、とても驚いた。
・色を塗る以外にも様々な仕事があり、調色師は、五色だけ
 で様々な色を生み出す細かい技術があってすごい。
・涙一滴分でも色が変わってしまいうので、一滴分の失敗も
 許されない大変な仕事なのだと知った。
・自分も中村さんのように失敗を恐れず、チャレンジ精神を
 大切にして、夢に向かって頑張りたい。
 などなどの感想が寄せられました。

 今回もまた、素敵な時間を過ごさせていただきました。
 知的好奇心をあおられ、くすぐられました。
 中村さんには、感謝の思いでいっぱいです。
 お忙しい中、本当に、ありがとうございました。


2024/02/02 17:40 | この記事のURL
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