2025年2月の記事

立志式

 2月28日(金) 薄曇りの陽気

 昨日の希望式に続き、今日は立志式です。
 なんとなく、2年生たちの目が朝から燃えて見えます。
 気のせいでしょうか。いや、、そうではないでしょう。

 これから式が始まろうとする、会場の様子です。
 壁に掲示された、『自分史」がいいですね。
 これまでの自分と今の自分、そしてこれからの自分
 立志式の意義が、そこにぎっしり詰まっています。


 開始時間が近づくにつれて、保護者の来場が増えます。
 生徒も準備に入ります。一足先に希望式を成功させた
 1年生たちも会場入り、1年後に思いを馳せます。

 いよいよ始まります。

【 序  章 】
1.スライドショー
 式に先立ってオープニングセレモニーが始まります。
 スライドショーです。式全体のプロローグ的な要素
 ですが、いきなりクライマックスを迎えた気分です。


 幼い日の写真…、親から子へ、そして子から親への
 短い感謝の手紙が、落ちては消える雪のように、
 次々と現れては消えていくスライドを見ながら、
 ファインダー越しに見える景色がゆがんでいきます。


 そして、1年間の思い出をふり返ります。




【第1部】
 立志式本番です。
 『 挑  ~心の瞬発力、仲間とともに~ 』

1.開式宣言
 一斉に隊形を対面に移動し、
 ステージの前に整列しました。
 開式宣言に先だち、。
 立志式テーマ「挑」に込めた願い、
 テーマ看板に込めた思い、
 立志式そのものに臨む思いや決意が
 実行委員メンバーの口から熱く語られました。

 そして、開始宣言。


2.生徒代表作文発表
 男子2名、女子2名が学年を代表して
 自分がどんな人間になりたいのか。めざすのか。
 今までの自分を振り返りながら、飾らずに、
 真っすぐに自分を見つめ、思いを込めて読みます。



3.立志宣言
 個人の宣言です。
 大人びた声で、はっきりと、
 一言一言、伝わるように叫びます。


「弱い自分を改善することに努められる人になる」
「どんなときも諦めず、迷わずに行動できる人になる」
「やるべきことを優先し、最後までやり遂げる人になる」
「周りに流されず、自分の意見を持つ人になる」
 その声に成長を感じます。『たくましくなった』と。

4.学年立志宣言
 全員で声をそろえて唱和します。すごい迫力です。
 一、自分の意志と自信をもち
                             一発目から本気で取り組みます
 一、稚心を捨て、心と時間に余裕をもって考動します
 一、感謝の気持ちを忘れず、
         仲間への思いやりをもって接します

 目標を、言葉に託して発した責任を、みんなで負う
 共に歩むものとして、共に成長することを信じて、
 言い訳を許さぬ覚悟をもって、今の思いを残す。
 かっこいいですね。熱く生きようとする生き方が。

5.学年合唱『fight(ファイト)』
 「ファイト」とくれば、我々の世代は「中島みゆき」
 なのですが、今の子供たちはわからないでしょうね。
 しかし、名曲「糸」は生徒もきっと知っているはず。
 今日歌う「fight」は、Nコンの課題曲にもなった
 YUIさんの作った素敵な歌です。
 学年合唱で、美しいハーモニーを響かせました。

「描く夢がすべて 叶うわけじゃないけど…」
「壊れそうな空だって あたしは受け入れるから」
「希望の先になる 憧れに手を伸ばせば…」
「ごめんね もう少し大人になるから」
「頑張れ 頑張れ 限りある日々に…」
 言葉が砕けて破片となって胸にささる
 そんな思いにさせられる歌です。


6.保護者代表激励のことば
 すきのない動き、声、この日を迎えるまでの取り組み
 その頑張りに思いを馳せ、そしてこれからの頑張りを
 期待した、温かい激励をいただきました。


7.校長先生のお話
 覚悟と決意にあふれた式典の感想を述べながら、
 『吉田松陰』の言葉を引用し、お話をされました。
 「夢なき者に成功なし」
 夢が理想に、理想が計画に、計画が実行につながる
 今、「夢」と呼べるものがなくとも、
 これから見つければいい。
 しっかりと生きていれば必ず見つかる。
 そして、成功に必ず近づけると。


8.校歌
 2年生と対面する形で、1年生も立ち上がります。
 1年生も頑張りますが、
 さすが、2年生は負けません。
 学年を越えて、切磋琢磨できる
 学年を超えたつながりが素敵です。


9.閉会宣言
 これからの成長を誓って、いや、約束して、
 しっかりと、式は締めくくられました。

「実行委員」「看板班」「IT班」「しおり班」…。
 手作りの立志式です。
 やらされた立志式に価値などありません。
 式のために生徒がいるのではありません。
 自分のために、自分たちのために、
 本気で式に挑む姿勢。それこそが大切です。
 素晴らしい立志式でした。
 
 さあ、1年生も2年生も、そろって
 スタート地点に立ちました。
 ここからが、本当の戦いです。
 
 2日連続の感動に、お腹いっぱいです。

 そして、第2部「記念講演」へと続きます。


2025/02/28 16:40 | この記事のURL

希望式

 2月27日(木) 晴れたり薄く曇ったり


 2月も残すところ2日。
 今週末には、暦も一枚めくって3月へと変わり,
 県内の高校でも、一斉に卒業式が行われるようです。
 本校においても、今日は1年生が一年の節目として、
 進級へのスタートラインに向かって挑む『希望式』
 がとり行われました。
 これから式が始まろうとする、会場の様子です。
 嵐の前の静けさのように、その時を待ちます。

 開始時間が近づくにつれて、保護者の来場が増えます。
 開始までの時間、1年生のピアニストたちによる
 ピアノのソロ演奏がBGMで流れています。
 安らぎの中で、気持ちが徐々に高まります。

 
いよいよ始まります。

1.実行委員長挨拶
 開式宣言に先だち、希望式テーマにかける思い、
 そして、未来に向けた願いが語られました。
 今年の希望式のてテーマは、
 『チャレンジ
  ~仲間との絆を深め合い、共に殻を破る~』

2.ダンス発表
 オープニング第2弾は、アトラクション発表です。
 学級ごとに構成、アレンジを考えての発表です。
 パフォーマンスが披露されました。
 まずは1組。




 続いて、2組の発表。




 楽しそうな表情、
 みんなで動きをそろえようとする、心のつながり、
 その意志に感動を覚えます。 
 ダンス発表を終えて、ひな壇へ移動。
 そして、再び静寂。

3.生徒代表作文発表
 男子1名、女子1名が学年を代表して
 今年1年間の成長と新年度への抱負をつづった
 作文を堂々と読み上げました。

3.希望宣言
 個人の宣言です。マスク無し、遠慮なし。
 みんなでっかい声で、自分の夢を叫びます。
 自分に、言い訳を許さないような強さを感じます。
「常に後輩の手本となり、信頼される2年生になる」
「自分の限界まで、チャレンジし続ける2年生になる」
「何があっても、折れない心をもつ2年生になる」
「裾野を広げ、自分に厳しく努力できる2年生になる」
 誰もかれもが、最高にかっこいい。輝く瞬間です。


4.学年宣言
 全員で声をそろえて唱和します。迫力が違います。
 一、見通しを立てて切り替えを早くできる先輩
 一、思いやりを意識して仲間を大切にする先輩
 一、手本として堂々と活動する先輩
 言葉の余韻が、体育館にこだまします。
 一人の夢と、みんなの夢。どちらも大事です。
 今の夢が、決して永遠のものではないかもしれません。
 それでも、今の思いを大切に、力強い一歩を踏み出す
 ことが、自分を、自分たちを成長させてくれます。

5.学年群読
 教育者でもあり、詩人でもあった宮澤章二さんの
 「自分の一歩」をアレンジして、
 作りあげた「僕たちの一歩」を群読で表現します。
 学年オリジナルです。世界に一つだけの詩です。
「誰かほかの人の一歩ではない」
「その決意が最後まで歩く力を生む」
「歩き続け生き抜いた尊い証明……」
 一つ一つのフレーズが胸を打ちます。

6.校歌
 このコナ中をけん引していこうとする
 思いのこもった素敵な響きでした。

7.校長先生のお話
 「良い先輩になる点にどうすればよいか」
 について、わかりやすく具体的にアドバイスして
 くださいました。「人生訓」ですね。
 校長先生の人柄が、語り口ににじんでいました。
 いつもながら…、です。

8.学年委員長(保護者)のお話
 子供たちへ、励ましの言葉をいただきました。
 子供たちの成長を喜ぶとともに、
 子供たちを支えつけていこうとする愛情が
 決して多くはない言葉の中に、
 ぎゅっと詰め込まれた愛情。
 温かなスピーチでした。

 そして、希望式も無事に終了。
 最後まで気を抜くまいという心の姿勢。
 その中にあるやり終えた達成感。凛とした表情。
 緩んだ天気の中に、冴えわたる空気感。
 お見事!!!

 手作りの温かさが、確かなものとなって
 子どもたちの中に根付いていく。
 そんな実感を得ることのできる、
 素敵な、立派な希望式でした。
 
 さあ、スタート地点に立ちました。
 ここからが、本当の戦いです。
 
 感動をありがとう。


2025/02/27 10:00 | この記事のURL

未来への架け橋講座⑥(消防士)

 2月13日(木) 朝のうち雪、のち曇り

 今年度の未来への懸け橋講座も6回目となりました。
 和菓子職人、銀行員、保育士、スポーツ選手、
 コンビニ経営、とつづい続いてきた本講座も、
 とうとう今年度の最終回を迎えました。
 今回講師を務めてくださるのは、
 「八戸東消防署小中野分遣所」の消防士長、
 そして本校卒業生でもある坂本潤哉さんです。
 
 未来への架け橋講座の仕掛け人である本校の
 地域密着型教育コーディネーターのNさんの
 講師の紹介からいつものように始まりました。

 お話は、まず自己紹介から始まりました。
 学生時代に夢中になっていた部活動のこと。
 好きな言葉。(※「一石二鳥」だそうです。)
 好きな食べ物。(※「肉」全般)
  ➡生徒から「唐揚げ」と予想されてました。

 続いて、消防組織について教えてくださいました
 地方公務員であり、服務規律が厳しいこと。
 日課表により、勤務時間の流れが決められていること。
 基本的に24時間勤務であること。
 しかし、日勤もあるので女性も働きやすいこと。
 最近では女性の隊員も増えてきていること。
 八戸広域消防は7市町村35万人の命を預かっていること。
 職員は、約400人。それが、
 5消防、5分署、7分遣所にわかれて勤務していること。
 などなど、わかりやすく説明してくださいました。

 ほかにも、消防士を目指そうと思ったきっかけ。
 仕事のやりがい。消防士を目指す若者への期待。
 中学生のへのメッセージ。などなどを語ってくださいました。
 「兄貴」的な感じで。
 まじめな話だけれど、堅苦しさがなく。
 熱い話だけれど、暑苦しさがない。
 とっても、気さくな人柄があふれ出てました。
 それ以上に、心の熱さがあふれ出ていました。
 さすが、ファイアーマンですね。

 「目標に向かって思いっきり前進してほしい。」
 「何でもいいから、一途にひたむきに頑張ってほしい。」
 「人生は失敗することは絶対にあるのだけれど、
  そんな時こそ、絶対にあきらめない。めげない。
  そうすれば、必ず乗り越えられるものだ。」
 ふざけたり、脱線したり、そんな照れ隠しもまた
 押しつけがましさのないまっすぐな思いとなって
 聞き手の心の扉を開いてしますのでしょう。
 素敵な言葉が、我々の心を熱くしてくれました。

 続いて、生徒からの質問タイムです。
 たくさん質問が出ました。
 「採用試験はどんな内容ですか?」
 「24時間勤務の中でどれぐらい仮眠が取れるんですか?」
 「人の死を見たとき、気持ちが落ちかけた時、
  どうやって気持ちを立て直すんですか?」
 「正月って、必ず休めるんですか?」
 「普段のトレーニングメニューを教えてください。」
 「体調が悪い時は休めるんですか?」
 「働いてから受けた試験で一番きつかった試験は?」
 「髪型って決まりがあるんですか?」
 「消防に入ってからの勉強できついのはなんですか?」
 「消防士の定年は何歳ですか?」
 「消防士になっていなかったら何をしてましたか?」
 「旅行に行けますか?」
 などなど、多くの質問に丁寧に答えてくださいました。

 とっても素敵な、大満足な講演会でした。
 子供たちの、消防士への関心の高さにも驚かされました。
 生徒たちからは
・公務員に興味があった。女性の消防士が増えていると知り
 将来の選択肢が一つ増えた。
・消防士の採用試験に、国語や数学があると知り驚いた。
・目標に対して一途になること、失敗してもめげずにやり
 続けることの大切さを学んだ。
・命を救う時、救助者を家族だと思って接していると聞き、
 とっても素敵だと思った。
・命がけで人を救う消防士はかっこいい。
・「ありがとう」といわれることがやりがいになると聞き、
 消防士の仕事に魅力を感じた。
 などなどの感想が寄せられました。

 最後に、生徒を代表してSさんが
 感謝の言葉を述べ、本日の講演会は幕を閉じました。
 素敵な時間を過ごさせていただきました。


 坂本さんには、感謝の思いでいっぱいです。
 お忙しい中、大切なお話と、貴重な時間を、
 本当に、ありがとうございました。
2025/02/14 08:10 | この記事のURL

全校朝会(2月)

 2月4日(月) 晴れ

 明日から、全国的に数年に一度の大寒波が来る
 と予報されていますが、今日はまずまずの好天です。
 しかし、明日からは厳しい寒さとの戦いが待っています。
 暦の上では昨日「立春」を迎え、寒さも峠を越えて、
 本来は春の気配が感じられる頃のはずですが、どうやら、
 それは、もう少し先のようです。

 今朝は、全校朝会が久しぶりにオンラインで行われました。

 まずは、校長先生のお話です。

 校長先生からは、
 「ありがとう運動」についての提案がありました。
 「あいさつ運動」は、よくやられている活動だし、
 人と人とをつなぐ大切な取り組みです。
 そこから、さらに一歩踏み込んで、
 「ありがとう」を口に出して伝えられるようになりたい。
 生徒会を中心に、検討してほしいという提案です。
 人に感謝できる。感謝の思いを伝えられる。
 とっても大事なことですね。 


 続いて、生徒指導主事からです。
 内容は、新しいTシャツについての説明です。
 機能的にも経済的にも優れものです。
 カラーも「ホワイト」と「ネイビー」の二色。
 もちろん、従来品を着ていてもかまいません。
 ちなみに、最初の写真に写りこんでいる、
 二人の生徒が来ているものが、新しいTシャツです。
 
 さて、私立受験目前です。
 応援せずにはいられません。

 寒波は近づいてきていますが、
 「光」は「日差し」は、少しずつ春を感じさせてくれます。
 春の足音が聞こえてくる。
 そんな朝でした。


2025/02/04 13:00 | この記事のURL

未来への架け橋講座⑤(コンビニ)

 2月3日(月) 晴れ時々曇り

 2月に足を確かに踏み入れました。
 2月3日といえば、節分というイメージが強いのですが、
 今年の節分は2月2日。なんとなくしっくりきませんが、
 運よく日曜日だったということで、良しとしましょう。
 さて、第5回未来への架け橋講座が行われました。
 今回講師を務めてくださるのは、
 「ミニストップ小中野店」のオーナーの日下敏哉さん。
 そして、店長の海野夏奈さん。のお二人です。 
 
 未来への架け橋講座の仕掛け人である本校の
 地域密着型教育コーディネーターのNさんの
 講師の紹介からいつものように始まりました。

 オーナーの日下さんが中心となって説明してくださいます。
 
 お話は、主に次のような内容でした。
 ミニストップという会社の概要。 
 その中で、イオングループとの位置関係や
 ミニストップの事業展開についてお話しくださいました。
 「職域マーケット」という展開は初めて知った内容です。

 社名の由来についてのお話は印象的でした。
 「立ち止まって、次に前進する」お客様に当てはめるなら、
 「ちょっとひと休みして、さあ次行こうか。」
 そんな、安らぎのイメージ。
 それは、ミニストップのロゴマークにも表れていて、
 家と木をモチーフに、街角のあなたの憩いの場でありたい。
 そんな願いが込められている知り、
 目指すところがとても素敵だなと、感心させられました。

 ほかにも、ミニストップのミッション。
 ミニストップのビジョン。
 そしてミニストップの最大の特長である
 「コンボストア」というオリジナルの業態のこと。

 時折、クイズをま交えて
 面白く、楽しくお話しくださいました。
 子供たちの反応も上々です。
 「食べるスプーン」「カーボンフィットプリント」
 「花の輪運動」…などなど、
 見えないところで、環境保護のための
 グローバルな取り組みをしていることにも驚かされました。

 続いて、生徒からの質問タイムです。
 「レジ周りの配置は、決まっているのか。利益は?」
 という質問に対して、店ごとの考え方があり
 工夫点がある。商品管理のこと、手間のこと、利益のこと、
 考えることがたくさんあり、どこの店でもそれぞれに、
 戦略を立てて取り組んでいる。と教えてくださいました。
 ほかにも、「よく売れるスイーツは何ですか?」
 「24時間営業を今後どうしようと考えてますか?」
 などの質問に丁寧に答えてくださいました。

 とっても素敵な、大満足な講演会でした。
 子供たちの、コンビニへの関心の高さにも驚かされました。

 生徒たちからは
・地域とのかかわりあいも大事にしていることが分かった。
・大企業グループのトップになる人も、最初は下積み時代
 から、頑張って経験を積んでいるのだと知った。
・挨拶を大事にしていると学んだので、自分も将来のために
 爽やかな挨拶をしていきたいと思った。
・みんないろいろな経験をして、未来があるのだと分かった。
 自分もどんなことでも頑張っていきたい。
 などなどの感想が寄せられました。

 最後に、生徒を代表して生徒会のMくんが
 感謝の言葉を述べ、本日の講演会は幕を閉じました。
 素敵な時間を過ごさせていただきました。


 日下さん、海野さんには、感謝の思いでいっぱいです。
 お忙しい中、大切なお話と、貴重な時間を、
 本当に、ありがとうございました。
2025/02/03 17:50 | この記事のURL
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