いのちを育む教育講演会【2022】
11月21日(月)晴れ
秋晴れというには青空がほんの少し重く感じられて、
寒天というには、まだ秋の気配を残しているようで、
秋霜と初冬のちょうど境目の季節のようです。
実のなる木の葉は、ものの見事に散ってしまって、
赤々と色づく実だけが、枝にしがみついています。
さて、
きょうは、「いのちを育む教育講演会」が行われました。
講師:片桐清一 氏(三戸中央病院産婦人科医)
演題:『思春期のこころとからだ』
50分足らずの時間ではありましたが、ユーモアも
交えながら、性をとりまく様々な問題点や危険性に
ついて、丁寧に話してくださいました。
初めは、「思春期のこころ」について、
そして、「思春期に訪れる体の変化」について、
さらに、もっと踏み込んだ問題について…。
やはり、中学生の頃に「性」に関する大切な内容と
真摯に向き合い、真剣に考える必要性を感じました。
「辛い思いをさせたくない!」
それが、片桐先生の熱い思いであり願いなのでしょう。
50年にわたる長い産婦人科医としての経験から発せ
られる、出会いと体験の数々の話の中から、望まない
かたちで妊娠することで、きっと、傷ついていった人
たちを、星の数ほど見てきたのだろうと思います。
性の問題は確かに相手を大切に思う気持ちの問題です。
恋愛と切り離して考えることはできません。しかし、
性の問題は、恋愛の問題以上に命の問題であることを、
我々は決して忘れてはいけませんね。
大人になってから、本当に大好きな人と! です。
軽はずみな行動は、絶対にいけませんね!
生徒を代表して保健委員長のMさんがお礼を述べました。
そして、全員で元気な挨拶をして講演会を終えました。
夕焼け空が、きれいです。
陽が沈むのが、本当に早くなりました。