凉雲院 上棟式

学区にある「凉雲院」が新築・移転します。上棟式が行われるということで、2年生と3年生がお邪魔してきました。




宮大工の棟梁さんは、明治小出身の大先輩です。そして本校児童のおじいさんでもあります。上棟式の前に、技のほんの一部分を紹介してもらいました。複雑な切れ込みの入った角材を組み合わせることで、釘を使わなくてもぴたっとくっつき、びくともしません。日本伝統の「継ぎ手」の見本に子どもたちは大騒ぎ。


「継ぎ手」を利用した6本の木が組み合わさった、立体パズルのようなものに挑戦する子どもたち。ときどき見かけるあの立体パズルは、これが原点なのか!なかなかはずせないし、一度バラバラになったら組み立てられないし、かなり難しいものです。(ちなみに、棟梁の孫は20秒で組み立てました・・・(^_^.))


子どもたちの質問に丁寧に答えてくださった棟梁さん。
宮大工は少ないので、県内はもちろん、日本全国の寺社の建築に携わっていらっしゃるそうです。「台風が来ても大丈夫なんですか?」という質問には、自信満々で「大丈夫です!」「震度7の地震でも倒れません」 


本堂に移動しました。20人近いお坊さんたちのお経の大合唱。十数巻の経典?を蛇腹のように「ザ~ッ」(伝わりますでしょうか・・・)子どもたちもびっくり。


続いて上棟の儀式。棟梁が祝詞を奏上したあと、「清めかんな?の儀」。薄いかんなくずがシュルシュルシュル・・・・」(伝わりますでしょうか・・・)


外に出て、「ひき綱の儀」。一番前でやらせていただきました。


屋根の上では、棟梁さんの号令と共に、木槌が振り下ろされます。「コ~ン!」


そして、お楽しみの餅まき!ちゃんと、明治小学校のコーナーを作ってくださいました。(ありがとうございます)



寺社の上棟式などを見る機会は、おそらくめったにないと思いますので、子どもたちにはいい経験になったのではないでしょうか。


2016/09/16 13:20 | この記事のURL