未来への架け橋講座①(和菓子職人)

 10月28日(月) 晴れ時々曇り

 神無月最後の週末明けの月曜日、今年度1回目の
 未来への架け橋講座が行われました。
 今回講師を務めてくださるのは、
 お菓子処丸美屋の社長の若山さんと
 職人の長谷川さんと、若手の三浦さんです。 

 未来への架け橋講座の仕掛け人である本校の
 地域密着型教育コーディネーターのNさんの
 講師の紹介からいつものように始まりました。
 まずは、社長さんのお話からです。

 話のとっかかりは、お店の歴史について
 昭和8年に陸奥湊の方に店を開き、
 昭和23年に小中野裏町に移転、
 その後現在地に移って現在に至るとのこと
 ちなみに現社長さんは三代目。J‐SOULです。
 ここで、一旦お話を切り上げ、
 和菓子職人のお二人を紹介してくださいました。

 その後、すぐに実演が始まりました。
 「ねりきり」と「きんとん」。
 先に見せてくれたのが三浦さん。
 「ハロウィン」と「銀杏」の
 お二つを作ってくださいました。

 続いて、長谷川さん。
 技能検定1級の腕前だそうです。
 手際よく、作る様子を見せてくれます。
 これでも、いつもよりかなりスローだとか。
 長谷川さんが作ってくれたのは、
 「紅葉狩り」「妙丹柿」「菊」の三作品。


 作っている様子を見ている生徒も、
 その技術の凄さと、出来栄えに
 「お~」「おお~」「おおお~」と
 自然に感嘆の声が上がります。
 そして、出来上がった作品がこれです。⇩⇩⇩

 この作品は、当分の間校長室前に
 飾っておく予定です。
 悩みは、いつ食べるか。誰が食べるか。
 ケンカしないように気を付けなければ…。

 このあと、3人の方それぞれが、
 この仕事に就くまでのあらまし、
 つまり、きっかけや進路選択など、
 おいたち、中高生時代を意識しながら
 人生を語ってくださいました。
 この仕事の喜びも、大変さも…。

 質問タイムでは、
 生徒も積極的に手を挙げて発言。
 前のめり感がつたわ伝わりました。


 多くの人が休みの時に忙しい仕事。
 常に新しいものを生み出し続けなければ
 ならない大きなプレッシャー。
 一日中立ち続ける大変な仕事。
 それでも、お客様のお客様の笑顔を励みに
 お客様の喜ぶ声をやりがいに
 好きなことに打ち込めていることを生きがいに
 この仕事に誇りを持っているのが伝わります。
  
 最後に、生徒を代表してSさんが
 感謝の言葉を述べ、本日の講演会は幕を閉じました。

 生徒たちからは
・自分の好きなことを仕事にできるって素敵なこと
 なんだなあってわかった。
・目標に向かって努力することの大切さを学んだ。
・はじめはうまくできなくても、辛抱強く続ければ
 必ず成長を実感しやりがいを感じることができるんだ。
・みんなが笑顔になれるからこそ続けられるって、
 素敵だなって思った。
・自分の信じる道を貫き通す姿がかっこいいと思った。

 などなどの感想が寄せられました。

 若山さん・長谷川さん・三浦さんには、
 感謝の思いでいっぱいです。
 お忙しい中、本当にありがとうございました。
2024/10/28 20:40 | この記事のURL