文化祭2024【ステージ発表①】

 文化祭本番、こちらはステージ発表です。その前に…、
 低く浮かぶ雲はまだあるものの、
 雲間から差し込む東の空の光の幻想的なカーテンと
 雲間に徐々に大きく広がってゆく爽やかな青空が、
 文化祭の幕開けを飾ってくれているようです。

 朝早くから、おやじの会の方々が、
 やきそばと焼き鳥の調理をはじめています。
 体育館前には、いい匂いが立ち込めてます。


 開祭セレモニーから始まります。
 ステージのスクリーンに映像が流れ始めました。
 恒例となっているオープニングムービーです。
 さて、今年も物語が始まります。
 なんと、星野君が小型化し、校内のあちこちに
 散らばってしまうという事件が発生した模様です。
 星野君復活のため、せんべいと間違われて
 食べられてしまう前に、何とかすべて回収し、
 星野君を復活させることが、今年の使命であるようです。



 今年の文化祭テーマ『輝』を実現するためには、
 残1ピースの星野君のかけらを手に入れること。
 それは、今日のコナ中生一人一人の輝きの結晶
 に手に入るものであること。星野君復活のため、
 全校生徒一致団結して、文化祭に取り組もう。
 無事にテーマに結び付いたところで幕が上がります。
 そして、テーマ看板に込めた思いが語られます。
 看板に描かれた花は「ラナンキュラス」。花言葉は、
 
「とても魅力的」「晴れやかな魅力」「光輝」

 そんな一日になることを願いたくなる始まりです。
 いよいよ、文化祭の始まりが宣言されました。

 演目①:『朳・虎舞』です。
 今年も先に演じられるのが「えんぶり」です。
 国から重要無形民俗文化財に指定されている
 芸能史的価値の高い八戸独自の郷土芸能です。

 生徒の役割は様々です。
 『親方』『太夫』『えびす舞』『松の舞』
 『大黒舞』『歌』『笛』『太鼓』
 そして『手平鉦』に分かれて演じます。

 『太夫』たちによる「摺り始め」「中の摺り」
 途中に祝舞として『松の舞』『えびす舞』
 さらに『大黒舞』などの祝舞が披露されます。 

   続いて演じるのは虎舞です。
 全国的には『獅子舞』が一般的ですが、
 三陸沿岸の一部では伝統的に虎舞が主流です。 

 こちらも生徒の役割が様々です。
 『親方』『虎(前足)』『虎(後足)』
 『ひょっとこ』『ささら』『笛』『太鼓』
 そして『手平鉦』に分かれて演じます。


 それぞれが、自分の役割をきっちり果たし、
 見事に虎舞を演じ切りました。伝統芸能を、 
 立派に継承する姿に、感動を覚えます。
 
 「虎舞」も「えんぶり」も2年生から1年生へと
 伝統が受け継がれるように、教えられていきます。
 この取り組みが見事です。素晴らしい取り組みです。
 本番までの道のりこそが、大きな財産です。
 指導に来てくださった、、朳組・虎舞組の方々に
 感謝感謝です。

演目②:『弁論発表』です。
 今年の弁論は三本立てです。
 トップを飾るのは防犯弁論。
 地区大会準優勝。県東部大会3位を獲得した発表です。
 演題は「差別のない社会に」
 1枚の写真から差別に対しての問題意識をもち、
 深く掘りげていくうちに日常の身の回りの思いやりに
 目が向けられていく、とても優しい内容です。

 続いて、英語弁論が二人。 
 一人目は、創作の部です。
 演題は「The Power of Words(言葉の力)」。
 言葉の持つパワーについて考えさせられる発表です。

 英語弁論二人目は、暗唱の部です。
 演題は「A Mother's Lullabi(母の子守歌)」
 広島に立つふるく古くて大きな木のお話。
 被団協がノーベル平和賞を受賞した今年、
 とてもタイムリーなない内容でした。


演目③:『理科自由研究』の発表です。

 八戸市中学校生徒理科研究発表会において
 物理分野で最優秀賞に輝いた作品です。
 研究内容は「水の表面張力」
 仮説と検証。結論を導き出す過程のアプローチと
 データ化しプロセスが見事でした。

演目④:『海外派遣報告』です。

 5月末に八戸市の友好使節団員として訪れた
 アメリカのポートランドとフェデラルウェイの紹介と
 体験・見聞してきたことをスライドにまとめ
 わかりやすく報告してくれました。
 とっても貴重ないい経験をしてきたようです。


 この後、休憩をはさんで、前日祭の目玉イベントから
 昨年から当日祭へと発表の場をグレードアップさせた、
 『学級ダンス』発表です。

演目⑤:『学級ダンス発表』です。
 2・3年生が学級全員でダンスに取り組んで完成させた
 集団パフォーマンスの様子です。
 
 まずは、2年1組からです。



 自信がないとアナウンスでは紹介されていましたが、
 なんの。見事なパフォーマンスです。
 大きく3部で構成された演出も、全体のまとまりも
 お見事でした。なによりみんな全力でした。

 続いて、2年2組です。



 こちらも大きく三部構成です。
 ところどころにマスゲーム的な要素も取り入れ
 男女のキャラを存分に生かした構成が見事です。
 最後の「決め」の演出が秀逸でした。

 最後に登場したのが3年1組。 



 単純なキレッキレダンスの構成というレベルを卒業し、
 与えられた時間をストーリー仕立てで展開する遊び心。
 見事というほかありません。しかも、選曲がドラクエ。
 この学級だから、この仲間だからという
 自分たちらしさにこだわり抜く姿勢に、感動しました。

 どのクラスも、みんな上手でした。
 フォーメーションや位置関係が、工夫され、
 役割分担やパート分けがきちんとしていて
 とてもレベルが高いと感じました。

 学級全員で踊るっていいですね。
 みんなで考え、ああだこうだといいながら、
 一緒に練習した日々こそが、かけがえのない財産です。
 1年生は、今年は研修期間です。
 来年を楽しみにしています。

 この後、午前の部最後を飾る
 「吹奏楽部ステージ」へと続きます。

2024/10/21 09:20 | この記事のURL