パパママ体験学習【2024】

 7月5日(金) 晴れ時々薄く曇り

 夏休みも間近に迫った水曜日の巳の刻。
 明るく広がったうす曇り空の下、
 3年生が武道館に集まりました。
 全開にした窓や扉から心地よい風が流れます。
 それを、数台の扇風機が後押ししています。 

 3年生を対象にパパママ体験学習が実施されました。
 まずは、保健師さんとボランティアの方の紹介です。

 講師を務めてくださる八戸市保健センターの方に
 バトンタッチして、いよいよ体験活動が始まります。

 第1弾は、妊婦体験です。
 妊婦ジャケットをまとって、妊娠7か月ぐらいの
 妊婦さんの大変さを、体験します。
 学級担任がモデルとなって妊婦ジャケットを纏います。

 これほど、妊婦ジャケットの似合う成人男性を
 わたしは知りません。抜群のフォット感です。
 妊婦体験の主なメニューは、次の二つです。
 ・体験①…靴下着脱妊婦体験
 ・体験➁…起き上がり妊婦体験  

 模範演技をする学級担任の姿が、あまりにも秀逸です。
 絵になりすぎます。さすが、期待を裏切らない男です。


 綺麗にひっくり返る女子生徒。
 靴下に四苦八苦する男子生徒。
 少しは母の大変さが身に染みたでしょうか。
 自分も、お母さんのおなかの中にいたときがあった
 という実感が、感謝の思いに変わるといいですね。
 いや、きっともうすでにか感謝してますね。


 第2弾は、赤ちゃんのお世話体験です。
 まずは、説明を聞くのですが、赤ちゃん人形が、
 とてもリアルなことに驚かされます。
 保健室の先生の
 「各班二人きて赤ちゃん持ってっててぇ。」
 「あ、間違えた!赤ちゃん連れてってぇ。」
 という言い直しのくだりが面白かったですね。
 赤ちゃんを連れていく時の生徒の表情が嬉しそうです。

 保健師さんの提案で、人形に愛情がわくように
 赤ちゃんに名前を付けましょうとアドバイスされました。
 みんな、心の中でなんて呼んでたのでしょうね。
 首の座っていない赤ちゃんを抱っこしてあげます。

 ちなみに、第2弾の主なメニューも二つでした。
 ・体験①…赤ちゃん着せ替え体験。
 ・体験➁…赤ちゃんおむつ交換体験。
 人形とはわかっていても、恐る恐るお世話をする姿が、
 とっても微笑ましいですね。



 最後は、資料をみ見ながら、
 「いのち」についてのお話でした。
 「愛」について「性」について「命」についての
 そして「心」についての、とっても大切なお話でした。
 命の重みを感じる時間を過ごした子供たちです。
 きっと、胸のずっとずっと奥に届いたに違いありません。


 パパママ体験学習を通して、生まれてきたこと、
 産んでくれたこと、生きることの意味、命の重さ、
 親の愛、そして願い…。

 何かを感じることができていたらと願います。

 保健師の方々、そしてボランティアの皆様。
 今日は本当にありがとうございました。


2024/07/05 15:50 | この記事のURL