2学期終業式

 12月22日(金) 薄曇り後昼頃から冬晴れ

 2学期も最終日を迎えました。冬至です。
 1年で一番昼の短い日。ゆずを浮かべたお風呂に浸かり
 邪気を払うという風習が広く伝わっています。
 由来は、冬至(とうじ)⇒ 湯治(とうじ)。だとか。
 ゲン担ぎの言葉遊びです。こういうの個人的に好みです。
 さて、今朝3階の窓からグラウンドを見たらおもしろい
 ものがあると、某T先生が教えてくれました。
 それが、これです。    

 よくよく見るに、どうやらアンパンマンのようです。
 一昨日降った雪の上に地上絵を描いたのですね。
 こういう雪遊び、個人的に好みです。
 ナスカの地上絵に劣るとも勝らない見事な出来栄えです。

 明日から日が少しずつ長くなっていくことから、
 今日は始まりを意味する日でもあるようです。
 月の満ち欠けでいうなら、今日は新月にあたるんですね。
 そう考えると、胸に希望の思いが湧いてくる気がします。
 もうすぐ、新しい年もやってきます……。

 さてさて、今日は終業式でした。
 まずは、各学年の代表生徒による意見発表です。
 どの生徒も、とっても立派でした。
 内容に関しては、学校だよりに掲載しています。
 また、その学校だよりは、HPにも掲載していますので、
 そちらからも御覧になれます。


 続いて、校長先生の式辞です。
 長い2学期、様々な行事を乗り越えてきました。
 行事だけでなく、部活も勉強も生活も、
 たくさんの経験をしてきました。
 思うようにならなくてモヤモヤすることも多かったはず、
 けど、それはした方がいい。そんな時にどうやって解決
 するか。それで自分が試されるし、成長できる。
 他にも、大切なものは人によって違う話。
 お話してくださいました。

 話の途中、紹介してくださった本が下の2冊です。
 「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」と
 「賢者の贈り物(O・ヘンリー)」です。
 本当の豊かさとは何か。本当の思いやりとは何か。
 じっくり考えるために、おすすめですね。
 もちろん。コナ中と図書室においてあります。

 O・ヘンリーの作品集は私も中学生ぐらいの時に読んだ
 気がします。印象的な作品は何度か繰り返し読みました。
 決してハッピーエンドで終わることない物語は、
 読み終えた後、悲しみや切なさが小さなとげとなって、
 心の中に残ります。「優しさ」がすれ違い、からまわり、
 届かなかったり、誤解されたり、押し売りだったり…。
 だけど、それは、確かに「優しさ」で…。
 「いのち」もまた「優しさ」なのだと考えさせられたり。
 そんな世界に引き込まれました。

 最後に、校歌で終業式を締めくくります。
 久しぶりに校歌を聞いた気がします。

 式が終わった後、長期休暇に入る前のルーティーン。
 コナ中のJUNPチームの代表2名が登壇し、
 音頭を取って、お互いの非行防止と健全育成を誓って、
 全校で「万引きしま宣言」を唱和します。

 生徒が最後の学活をしているころ、外を眺めると、
 程よく晴れ渡っていますが、どこか寒空です。
 澄み切らない、凍てついた空気のせいでしょうか。
 でも、冬らしくて、これはこれで風情があります。


 明日から、しばらくご主人様とお別れする
 机と椅子と教室もまた、寂しげです。


 みなさま、2学期大変お疲れさまでした。
 新しい年が、皆様にとって幸多きとなりますよう。
 心よりお祈り申し上げます。

 よいお年を。


2023/12/22 15:50 | この記事のURL