未来への架け橋講座①(警察官)

 11月6日(月) 晴れ時々曇り

 3連休明けの霜月最初の月曜日、今年度1回目の
 未来への架け橋講座が行われました。
 今回講師を務めてくださるのは、
 小中野交番署長の中村さんと、若手の松崎さんです。 

 未来への架け橋講座の仕掛け人である本校の
 地域密着型教育コーディネーターのNさんの
 講師の紹介からいつものように始まりました。
 まずは、署長さんのお話からです。

 話のとっかかりは、
 なぜ、東京の警察だけ「警視庁」と呼ぶのか…。
 警察の歴史とまめ知識からのスタートでした。
 そして、警察という仕事のの主な内容と役割。
 ご自分の経歴。☜これを聞くとリアルです。
 警察組織や管轄、交番や駐在所の数、などなど。
 丁寧に説明してくださいました。

 いただいた資料かこれです。↑
 その資料の中に「おまわりさんの七つ道具」なるもの
 があり、その7つプラスアルファの装備品について、
 相方の警官の方をモデルにした説明なので、
 この上なくリアリティに満ち溢れておりました。

 話は、仕事の大変なところややりがいを感じるところ
 などと言った核心へと進みます。
 「事件があれば休んでなどいられなくなることがある」
 だけど、「人を助けることができること」
 「困っている人の力になれること」が大きなやりがい
 となり、感謝されることで仕事の喜びも誇りに変わる。
 そんな思いが伝わってくるお話でした。

 生徒たちも、興味のある仕事だったのでしょう。
 質問タイムも、かなり盛り上がりました。

・なにか資格は必要ですか。
・こわいと思ったことはありますか。
・どのぐらいパトロールしているのですか。
・夜勤とか勤務の体系はどうなっているのですか。
・手帳や拳銃を落としたらどうなるのですか。
・武道は習った方がいいですか?
・音楽隊はどんな感じで活動しているのですか。
・どんな人が警察官に向いていると思いますか。
・警察犬はどこにいるんですか。
 などなどなどなど…。
 時間さえあれば、まだまだ続きそうでした。

 向いているかどうかなんて、やってみないと分からない。
 初めから警察官になるために生まれてくる人などいない。
 柔軟性は、あった方がいい。逆に正義感が強すぎる人や、
 真っすぐすぎる人は、この仕事に向かないかもしれない。
 とにかく、いろんな人間を相手にする仕事だから、
 人の気持ちのわかる洞察力や
 人の気持ちに寄り添える優しさや、
 人の心の痛みをわかってあげられる力は大切だと思う。
 と熱く語る姿に、「優しさ」と「強さ」は「表裏一体」
 なのだと、改めて実感させられる思いがしました。

 最後に、生徒を代表して剣道部のIくんが
 感謝の言葉を述べ、本日の講演会は幕を閉じました。

 生徒たちからは
・警察の仕事は大変だけどやりがいがあるとわかりました。
・私たちの安全は警察官の方々に守られていると実感した。
・『経験』と『努力』が大事だということを学んだ。
・合うかどうかではなくやってみることが大事だと思った。
・今日の話を聞いて警察官への興味が強くなった。
・なかなか聞けない深い話をたくさん聞けて良かった。
 などなどの感想が寄せられました。

 中村さん・松崎さんには、感謝の思いでいっぱいです。
 お忙しい中、本当にありがとうございました。
2023/11/06 18:30 | この記事のURL