3学期始業式

 令和5年1月13日(金) 晴れ時々曇り

 今朝は、久しぶりにグラウンドに霜が降りていました。
 一面、真っ白くなるほどに…。一年前の始業式は一面が
 深い雪で覆われていましたから、真冬というよりは初冬、
 11月末か12月初旬かと思わせる景色です。

 いよいよ、今年度最後の学期が始まりました。
 始業式に臨む生徒の様子は、キリっとしていました。
 長期休業明けのだらっとした感じがなく、
 事前指導を経て臨む、卒業式のようでもありました。

  体育館の空気は冴えわたっていますが、
 窓からは、明るい光が差し込んでいます。
 どこか、厳かな雰囲気が漂います。

 まずは、生徒の意見発表です。

 1年生代表はI君。
 これまで周りに頼ってばかりだった自分を、
 自分から動く人間へと成長させようという
 決意と、希望式をみんなの力で成功させる
 のだという意気込みが語られました。
 2年生代表はY君。 
 まずは、2学年の集大成となる立志式を、
 絶対に成功させるのだという決意とともに
 この1年間を振り返って、2学年の成長と
 課題について、熱く語りました。
 そして、3年生代表はN君。
 3年間の集大成となる残りの日々が、自分
 たちにとって、とても重要で苦しいものに
 なるだろうという覚悟と、そこから逃げず
 に立ち向かう覚悟が述べられました。
 途中、「竜頭蛇尾」「不撓不屈」など、
 四字熟語を駆使して表現するあたりは、
 さすが3年生だと舌を巻きました。

 校長先生からは、卯年にちなんで
 「飛躍」や「向上」を願うお話でした。
 4月から今まで、どれだけ「失敗」してきたか
 という問いかけ。「自分を引っ張り上げる」と
 いうことへの期待。失敗から学び、そして再び
 挑戦する。その取り組みの中で成長してほしい
 という強い願い。とある幼稚園に掲げてある
 「力は出すもの出せるもの」という言葉を引用
 しながら、話を締めくくりました。

 始業式の後には、冬休み中に行われた大会で、
 見事に準優勝に輝いた、男子バレーボール部の
 表彰式がおこなわ行われました。



 今日の新聞には、今年の「えんぶり」が通常開催
 になると見出しが躍っていました。
 まだまだコロナ禍は抜け切れていませんが、
 試行錯誤を繰り返しながら、世の中は少しずつ、
 確かに前に進んでいるのを感じます。

 言葉に、姿勢に、視線に、勇気をもらえる
 良いスタートとなりました。

2023/01/13 11:20 | この記事のURL