体育祭の記憶③~午前の部の最後~

【1学年団体
   『1学クエスト~つなげ想魂~』】


 徒競走がカットされたため、早くも団体種目となります。
 先陣を飾るのは1年生です。晴れ間はまだ見えませんが、
 空が少しずつ明るくなってきました。

 校庭の真ん中にブルーシートが2枚張られています。
 スタート位置にはバランスボールを2個置いてます。
 入場門に選手が集合し元気のいい挨拶を響かせます。

 両軍、グラウンドの中央で円陣を組み始めました。
 団体戦の肝は心を一つにすること。いいシーンです。
 やっぱり青春はこうこうでなくては!!!
 マスクはまだ外せませんが…。

 競技開始に先立って、ファンファーレのように、
 ドラゴンクエストのオープニングテーマが流れます。
 「1ガククエスト」という、一人一人が人生という
 冒険の旅の中で一つずつレベルアップすることを目標
 にした取組と、すぎやまこういちさんへの追悼の意を
 兼ねてのものと思われます。深い思いを感じます。

 前半戦はムカデリレーです。先頭の生徒がバランス
 ボールを持って走ります。けが防止にもなるし、
 先頭の位置が分かりやすくていい目印になっています。
 出だしは競って始まりましたが、途中からは、赤が
   じわりじわりと引き離します。

 後半戦に突入です。後半戦は空飛ぶじゅうたん。
 前半後半とも、シンプルだけど奥が深い競技です。
 赤が安定の戦いを見せ、終始リードを守っての完勝。
 ゴール直後は喜びが爆発しました。

 ここまでの途中経過です。

 紅軍…300点   青軍…260点

 紅軍がリードをさらに広げて、次へ続きます。



【軍対抗綱引き】 

 午前も最後の種目となりました。
 スピードや俊敏さを競う競技の多い中、
 体育祭の中で唯一無二といっても過言ではない
 シンプルかつダイナミックなパワー競技、
 今年も「綱引き」の時間がやってまいりました。

 男女別ではありますが、3学年が合同で挑む綱引きは、
 体育祭の中で、最も競技人数の多い種目でございます。
 入場門に揃った選手たちの数を見るにつけ、迫力満点。
 ワクワクします。私も綱引き大好きです。
 
 技能走と1学年団体種目が終わった段階では、
 紅軍が40点リードしています。
 綱引きは、勝つと40点。負けても20点。
 青軍が、男女とも制することができれば追いつきます。

 さて、先に戦うのは紅軍女子VS青軍女子。

 勝敗は、2本先取した方の勝利です。
 一本目は土俵際の青軍が意地で取りました。
 陣地を入れ替えて臨んだ二本目は
 総合得点でリードしている紅軍が取りました。

 三本目はじゃんけんで買った方が陣地を選べます。
 青軍がチョキ。紅軍がパー。青軍がテニスコート
 側の陣地を選びます。そして、最後の一本。
 青軍がぐいぐい引いて、逃げ切って勝利です。

 これで、総合得点は20点差。
 面白くなってきました。続いて、男の対決です。

 男子もまた、一本目は勢いに乗る青軍が取りました。
 陣地を入れ替えて臨んだ二本目です。今度は
 負けじと意地を見せた紅軍が取り返しました。

 力は拮抗しています。そして、運命の三本目へ…。
 まずは、陣取りじゃんけんです。
 団長VS団長。因縁の対決です。
 数々のドラマをコナ中に残してきた「じゃんけん」
 結果は、青軍が「グー」紅軍が「チョキ」。
 色決め集会の時には、パーを出してチョキに屈した
 青軍団長がリベンジを果たしての勝利です。
 迷わずてにすこーとがテニスコート側を選びます。
 結果は、三本目も青軍が勝利。

   教頭先生のマイクパフォーマンスも冴えわたった
 熱い綱引き。来年度が早くも楽しみです。
 
 その結果、午前の部をすべて終えての得点が

 紅軍…340点   青軍…340点

 なんと、同点で折り返します。
 めったには見られない、面白い展開になりました。
 午後に続きます。


2022/08/31 14:40 | この記事のURL