希望式

 令和4年3月22日(火) 
 延期に次ぐ延期で、土俵際まで追い込まれていた
 1学年による希望式が無事に挙行されました。

 合唱をはじめ、フルバージョンで実施することは
 残念ながらできませんでしたが、やれる範囲の中、
 精一杯の式典を成功させた1年生に「あっぱれ!」
 をあげたい気持ちになりました。

 式典は、スライドショーから始まります。
 「プロローグ」の意味合いがあるのでしょう。
 1年間の行事と日常を振り返りながら、1年という
 月日の「長さ」と「短さ」の相反する二つの感覚に
 包まれ、不思議な気持ちにさせられます。
 春、桜の木の下でとった入学したての一人一人の
 写真が映し出されたときには、懐かしさよりも
 感動の方が大きかったかもしれません。
 はるか昔の出来事のような気持になりました。

 プロローグのあとは、一気に式典に突入するの
 かと思いきや、まずは、アトラクションです。
 生徒全員によるダンスパフォーマンスです。

 見せ場の一つですね。
 いつの間に練習を重ねていたのでしょうか。
 ところどころ、静止するときのキメのポーズが
 見事です。美しい…。

 そして、「動」から「静」へ。
 いよいよ式典へと突入しました。

 開式の言葉をが終わり、すぐさま希望式宣言です。
 まず個人宣言が始まりました。一人一人立ち上がり
 自分の宣言を発表します。来年に向けた決意です。

 周りに流されずに、やるべきことに集中する…
 嫌なことから逃げず、何事にも前向きに…
 常に冷静な行動をし、視野を広げてメリハリを…
 自分の意見をもち、積極的に行動、発言を…

 などなど、
 進級に向けての強い決意が伝わります。
 そして、学年宣言です。

 一、相手の立場に立って考え、互いを認め合う学年
 一、時間を守り、見通しをもって行動する学年
 一、失敗を恐れず、挑戦する学年
 学年プログラム委員を中心に、話し合いを重ね、
 練りに練られた、想いのこもった宣言です。

 4人の生徒による代表作文の発表です。
 自分の思いが、願いが、堂々と語られます。
 深い思いや強い願いが、全体に広がります。
 そして、学年委員長がその思いや願いを、
 みんなの思い、願いに集約していきます。

 保護者の代表の方や、校長先生から激励の言葉を
 頂きながら、やる気をみなぎらせているのでしょう。
 表情が引き締まっています。いい顔です。


 希望式学年テーマ『自律、そして自立へ』
 青空の中を大きく翼を広げて飛ぶ鳥のように
 手のひらから力強く飛び立つ小鳥のように
 可能性に満ちた未来への大切な第一歩となる
 そんな素敵な式になりました。

 最後に、記念写真を撮る時の充実感にみちた
 表情が印象的でした。いつもお世話になっている
 カリスマカメラマンのYッシーさんがまた、
 生徒のいい表情を引き出すのがうまい…。

 あたたかな春の陽気の中、
 心あたたまる希望式となりました。

 この子供たちは、きっと、いい先輩になります。
 間違いない。そう確信しました。

2022/03/23 08:40 | この記事のURL