生徒会役員選挙

 国政では、自民党の総裁選挙が先日行われ、
 近日、衆議院の解散総選挙も行われる模様です。
 そんな最中、本校においても生徒会役員選挙と
 選挙に先立ち立会演説会が執り行われました。

 生徒玄関前には、選挙ポスターが貼られています。
 どの立候補者も顔を覚えてもらう作戦のようです。
 その中にちょっと気になるポスターがありました。
 生徒会長に立候補したO君のものです。



 写真では見えずらいのですが、といいますか
 薄い字でひっそり書かれている注意書きが、
 これがなかなか、面白いですね。秀逸です。
 「実物とは、異なる場合があります。」
 実物とは異なるとはっきり断定せずに、
 もしかしたら、実物もこんな感じかもしれない、
 けど、きっと違うに違いない…。
 敢えて、あらゆる可能性を残すことによって、
 実物を見てみたいという気持ちにさせられます。
 この「遊び心」。嫌いではありません。
 いや、個人的には大好きです。
 以前、八戸の家電量販店の看板に
 『八戸で一番安い店を目ざしています
 というのがあったのを思い出しました。
 さて、立会演説会の様子です。
 
 8人の立候補者と8人の応援演説者たちが、
 目指す学校像や取り組みたい内容などについて、
 それぞれの思いや願い、意気込みを語りました。
 
 〇自主的な行動や明るい挨拶のできる学校にしたい。
 〇何事にもあきらめないで取り組める学校にしたい。
 〇明るく活発でみんなが過ごしやすい学校にしたい。
 〇これまで以上に、楽しい学校行事を作り上げたい。
 〇挨拶を、生徒同士や校外でも活発にしていきたい。
 〇主体性を高め目標を定め取り組める学校にしたい。
 〇挨拶運動や奉仕活動を強化し積極的な学校にしたい。
 〇全員が切磋琢磨し安心して成長できる学校にしたい。

 などなど、どの生徒も立派な演説でした。
 そして、早速その場で投票を行いました。
 選挙管理委員の生徒が投票用紙を配ります。

 投票についての注意事項等が説明されたのち、
 椅子を机代わりにして一斉に投票用紙に記入します。
 そして、回収。即日開票です。ただし、
 結果発表は、翌朝。玄関前に掲示します。
 
 体育館の外には、「ナナカマド」の実が赤々と
 青空をバックに、燃えるようになっています。

 まるで、立候補者の心の中のようですね。

 ナナカマドの語源は、「大変燃えにくく、七度カマドに
 くべても燃えずに残る」ことから名付けられたとか。

 新しく生徒会役員になる皆さんへの期待と重なります。
 心の中の情熱を、何度燃やそうとも、決して燃え尽きる
 ことなく、持ち続けてくれたらと願います。

 『希望の鐘』を取り巻く木々の葉が赤く色づくころ、
 新旧役員が協力して作り上げる文化祭の舞台が、
 コナ中生徒会の『魂のバトン』が引き継がれる場です。
 
 節目の時が、新しい冒険の始まりが、
 もうすぐ目の前まで来ています。

 はばたけコナ中生。あの青空の果てまで。

2021/10/04 17:00 | この記事のURL