未来への架け橋講座④(マルヨ水産)

 1月31日(水) 晴れ時々曇り

 1月も早いもので今日で終わり、明日からは2月です。
 世間では、サッカーのアジア大会、苫小牧では冬季国体が
 開催中です。そして、YSアリーナでは待望の国際大会が
 2月3日~4日にはジュニアワールドカップ最終戦が、
 9日~11日には世界ジュニア選手権が開催されます。
 両大会には21ヶ国、延べ137人の選手が出場する
 とのことですから楽しみです。今週末から始まります。
 さて、そんな中ではありますが、本校では
 第4回未来への架け橋講座が行われました。
 今回講師を務めてくださるのは、
 マルヨ水産総務部長の、佐藤裕一さんです。 

 未来への架け橋講座の仕掛け人である、本校の
 地域密着型教育コーディネーターのもう一人の
 Nさんの講師の紹介から今日も始まります。
 小学校の時、社会科見学でマルヨ水産の見学に
 行ってきたのを覚えている人との問いかけに、
 みんな張り切っててを手をあげています。

 話のとっかかりは、
 生まれ育った六戸町のこと。自分の青春期のお話です。
 テレビとラジオと学校が生活の全てだったという記憶。
 テレビの中のドリフで笑い、中村雅俊の青春ドラマに
 熱中し、その主題歌を歌う姿にあこがれ。ラジオでは、
 NHK-FMの『こんばんは6時です』で流される、
 日本のフォークソングや流行の洋楽のリクエスト曲に
 心躍らせ、どんどん音楽にのめり込んでいった様子が
 優しい話しぶりで、せつせつと語られました。
 特にビートルズに心酔したらしく、その影響もあって
 ギターを買ってもらったとか…。

 それから、マルヨ水産の入社試験を受けに行った時の
 話だとか、マルヨ水産で作っているものの話だとか、
 昨日工場の視察に訪れたノルウェーの大使の話だとか、
 総務部の仕事(給料・保険・受付・広報など)だとか、
 社会科見学の担当をした時の話などにふれながら、
 また、趣味の話に戻り、絵やエッセーもかいていて、
 執筆・連載しているタウン誌「ユキパル」を配って
 見せてくださいました。それが  コレ ⇩  です。

 絵もとっても素敵ですね。描かれた街並みや人物から 
 まるで、パリにいるような錯覚を覚えます。
 一言でいうなら、そうですね…、「おしゃれ」です。
 「ポール佐藤」とうペンネームもほっこりします。
 そして、ギター演奏を披露してくださいました。
 ビートルズの『ブラック・バード』。珠玉の一曲です。
 フィンガーピッキングでのアコースティックギターの
 つややかで繊細な音色と、憂いのある優美な歌声…。
 まぎれもなく和製ポールマッカートニーそのものです。

 「ポール佐藤」の名前も、ポール・マッカートニー
 からもらったものだとか。
  
 佐藤さんからいただいたお話は、
 単に働くということにとどまらず、
 人生をよりよく生きるとは、豊かに生きるとは
 どういうことなのかを教えられた気がします。
 子どもの頃に夢中になっていたいたものに、
 今でも夢中になっていられる。
 そんな生き方もいいもんだよ。と。
 こんな歳の取り方がしたいな…。
 そう思わされます。


 最後に、生徒を代表してI君がお礼の言葉を述べます。
 「今を大事にすることを学びました。限りある学校生活
 の一瞬一瞬を大切に、面倒なことや嫌なことから逃げず、
 夢を大事に生きていこうと思いました。…」などなどと
 感謝の言葉を述べ、本日の講演会は幕を閉じました。
 生徒たちからは
・マルヨ水産のちくわを今まで何も考えないで食べていた
 けれどもう少し考えてから食べるようにしようと思った。
・小学生の頃に社会科見学に行ったときは、工場しか見て
 なかったけれど、製造だけではない様々な仕事があると
 知り、また見学してみたいと思った。
・マルヨ水産が50種類以上の商品を出しているとしり、
 驚きました。
・自分の特技や趣味をいろいろなところに生かせられる
 仕事ができたらいいなと思いました。
・今を大切に、楽しむことが大事だと思いました。私も
 学生時代にしかできないことにどんどん挑戦します。

 などなどの感想が寄せられました。

 素敵な時間を過ごさせていただきました。
 佐藤さんには、感謝の思いでいっぱいです。
 お忙しい中、本当に、ありがとうございました。


2024/01/31 18:30 | この記事のURL