未来への架け橋講座②(看護師)

 11月29日(火) 晴れのち雨

 今日は、晩秋にしては気温の高い1日でした。
 夕方から降り始めた雨が、いつもより早く辺りを
 暗くし、会場となる図書室に灯る明りが、校庭を
 優しく照らしているように感じます。
 1回目から約1か月あけて、今年度2回目の未来
 への架け橋講座が行われました。
 今回講師を務めてくださるのは、
 ハーモニーナースステーションで看護師をされて
 いる木村麻美さんです。しかも…、
 気を遣っていただいて、ナースのコスチュームで
 お越しくださいました。

 未来への架け橋講座の仕掛け人である本校の
 地域密着型教育コーディネーターのNさんの
 講師の簡単な紹介から始まりました。

 そして、まずは看護師のお仕事の紹介です。
 「その1」から「その4」まで、分かりやすく
 整理して説明してくださいます。
 ・病気になった人やけがをした人を助ける。
 ・不自由な人の生活の手助けをする。
 ・心のケア。患者さんの心に寄り添うこと。
 ・コミュニケーションやチーム医療のこと。
 看護師という仕事の多岐にわたる内容が、
 具体的に伝わってきます。話し方が丁寧で、
 とってもお上手です。 途中、
 看護師の七つ道具を披露してくださいました。

 さらに、「看護師として働ける場所」「看護師
 になるための道筋」「ハーモニーナースステー
 ションの会社の説明」「仕事をしていてたいへん
 なこと」逆に「この仕事の楽しさ、喜び」そして
 「中学生の皆さんに伝えたいこと」へと話が広が
 っていきます。実際に働いている様子や、様々な
 患者さんとのふれあいの様子から、看護師という
 仕事のやりがいも苦労も喜びも感動も、ありあり
 感じ取ることができました。現場で向き合う方々
 は、きっとそれ以上なのだろうと思います。

 どの話も心に響くお話でしたが、特に沁みたのが、
 木村さんが看護師を目ざそうと思ったきっかけと、
 訪問看護への道を歩み始めた動機のお話でした。
 ネタバレになってしまいますから、
 これ以上は説明できませんが…。
 語り口は穏やかなのですが、熱い思いにあふれて
 いるのが、伝わります。情熱的でした。
 看護師という職への誇りと感謝の思いにあふれた
 素敵なお話でした。


 生徒たちからは
 ・看護師は病院のイメージが強かったのですが、
  訪問看護という仕事を知り、とても参考にな
  りました。
 ・看護師は人の命を救う仕事だと思っていまし
  たが、それだけではなく、心のケアやコミュ
  ニケーションなど、患者さんを安心させるこ
  とも大切な仕事なのだと知りました。
 ・苦しさや忙しさの分、やりがいを感じられる
  こともあり、看護師さんは偉大だと感じました。
 ・看護師にもたくさんの出会いがあり、中学校
  などで勉強していることが今後役立っていく
  ということもわかりました。
 ・「人は一人では生きていけない、支えてもら
  っているし、支えている」という言葉に感動
  しました。
 などなど、たくさんの感想が寄せられました。

 木村さんには、感謝の思いでいっぱいです。
 お忙しい中、本当にありがとうございました。
2022/11/29 17:50 | この記事のURL